長期休暇が欲しくてフリーランスという働き方を選んだ話

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長期休暇 フリーランス

海外登山の魅力にすっかりはまってしまったため、もう日本のカレンダー通りの休暇では全く満足できなくなってしまいました。

働きながら1ヶ月以上の休暇を確保する、それも毎年となると、普通の会社員ではなかなか難しいし、定年退職後なんて絶対に待てない。ということで、私は働き方をフリーランスという方法に変えました。

そして今年は、1ヶ月の休暇を2回確保し、ヒマラヤ登山を楽しむことができて満足しています。

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そこで本記事では、私が実践しているフリーランスの働き方や、どうやってフリーランスになるのか、実際に働いみた感想をご紹介したいと思います。

長期休暇が欲しい方、フリーランスとして一歩を踏み出してみたい方の参考になりましたら嬉しいです。

なぜフリーランスになったのか

はじめて海外トレッキングへ行った時、私は12日間の休暇を取得して出かけていました。

これは、日本であればかなり長めの休暇日数だと思っていたのですが、トレッキング中に出会う欧米人たちは、1ヶ月くらいの休暇をとって、ゆったりと過ごしている姿にとても衝撃を受けました。

私は行ってみたい場所まで、ほとんど予備日がないギリギリスケジュールを組んでいたので、天気が悪かったり多少体調がすぐれなくても前に進んでいた中、欧米人はそんなことはしないで、体調に合わせてゆったりバカンスを楽しんでいるという感じです。

そんな人たちに囲まれながら、あと1日あれば最終目的地に行けたのに、その1日が足りなくて目的地手前で引き返してきたことが何度かあり、かなり悔しい思いをしました。

「たったの1日」なんて言ったら1日の大切さをおろそかにしているように聞こえてしまいますが、 でも、1週間かけて歩いてきたのに、1日足りなくて最終目的地に行けないというのはとても残念です。

そして、1日すら自由に休暇を延ばせないなんて嫌だ!と、自分の今の生き方を変えたいと強く思うようになりました。

 

どうやったら長期休暇、できれば1ヶ月以上の休暇を自由に確保できるようになるのか。

海外登山のベストシーズンは、日本のカレンダー通りではないので、期間だけではなく時期も自由に選びたい。

そこで、自由に生きている色んな方の本やブログを読みあさり模索するようになりました。もちろん、登山家の方の本も参考にしましたが、凄すぎて参考になりません(笑)

私のような普通の人でもできる方法そんなに頑張らなくてもいい方法を必死に模索します。

私の希望

  • 1ヶ月以上の休暇を、好きな時期に確保できる
  • 今持ちあわせている力で、今すぐ実践できる方法
  • 毎年海外登山+日本での生活費+貯金可能なくらいの収入を確保できる

もちろん、長期的な視点で考えると、これはとても浅はかな目標ではありますが、まずは最初の一歩を踏み出したいし、早く休暇を作ってヒマラヤ登山へ行きたいと思っていました。

この希望を叶えられそうで一番参考になった、私でもできるんじゃないかと思えた本がこちら

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フリーランスとして、BtoCではなくBtoBの仕事をする。つまり、個人事業主として企業から業務委託案件を請け負うスタイル。期間で契約をするので、休みたい時期は契約をしなければOK。

このスタイルだと、これまで培ってきたスキルをそのまま生かして働け、自分自身はスキルを提供するだけになるので、在庫を抱えるリスク・人を管理するリスクなどは発生しません。そして、休暇中に仕事の心配をする必要もありません。(休暇後に仕事を探さなければならない心配はつきまといますが)

もちろん、村上アシシさんのように超高単価案件を請けるだけの実力なんて持ちあわせてはいないので、半年だけ働くというのは私には難しいですが、「10ヶ月働いて2ヶ月休む」なら、節約生活と合わせればいけるんじゃないか!と思い、企業の業務委託案件を期間契約で請け負うフリーランスという働き方を選びました。

業務委託案件が豊富なのは、IT業界でのエンジニアとデザイナー。そして私は幸いなことにWEBデザイナーとして10年働いてきたので、すぐに実践できそうと思いました。

IT業界での業務委託について

業務委託で働く場合のITエンジニア・デザイナーは、同じスキルの場合は正社員よりもフリーランスの方が手取りが増えることがほとんどです。そして、エンジニアの場合は人手不足もあってかなり収入アップします。

スキルがアップしたわけではないのに手取りが増える理由は、プロジェクトが終了したら解雇される前提があるから。これは緊張感を伴うかもしれませんが、数ヶ月働く→長期休暇→数ヶ月働く→長期休暇 にしたい私にはピッタリです!

フリーランスのはじめ方

フリーランスは、自分で「フリーランスです」と名乗るだけなので、特に何かする必要はありませんが、節税のために役所に開業届を出して青色申告をしました。

あとは、業務委託案件を請けるにはエージェントを利用することになりますが、将来的にはエージェント案件ではなく自分自身で獲得した仕事か、何か自分で生み出したビジネスで生きていきたいという目標も少なからずあるので、名刺を準備しました。(名刺だけ・・・^^;)

税金の知識を簡単に解決してくれるおすすめ本

フリーランスになるにあたって心配していたのは、税金のこと。今まで会社がやってくれていた事務処理をこれからは自分でやらなければならないし、そして私は事務処理が超苦手。

ですが、こちらの本を読んで、なんだー、私でもできそう!と思いました。読書が苦手な私でも一気に読め、しかも一気に理解できました!これからフリーランスになろうかなと思っている方には超オススメな一冊です。

著者の大河内薫さんはYouTubeでも発信していまして、とてもためになる内容を超わかりやすく楽しく解説してくれています。税金の勉強なんてかたくて眠くなる講義しかこれまではありませんでしたが、予備校の人気講師並に楽しくわかりやすく解説してくれています。これが無料でいいのか!とびっくりするほどのクオリティです。

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働き方(企業常駐型の場合)

フリーランス 働き方

企業常駐型の契約の場合、企業に出向いて、企業内の社員さんと一緒に働きます。業務内容は契約した内容のみです。

社員さんと一緒に働くと書きましたが、エンジニア・デザイナーは、ほとんどがフリーランスという現場が多くなっている印象です。

単価は月単価で決まっていますが、ある程度の勤務時間は決められていて(月80時間〜120時間など)、その時間範囲を超えて勤務していたりしていなかったりすると、月単価が上下します。

なので、ブラックな働き方にはならない安心感があります。エンジニア・デザイナーの正社員はブラック労働になりやすいので、これはかなりメリットではないでしょうか。

週5日フルで働く案件が一番多いですが、私は週3〜4日の契約にし、他の日は自分で獲得した仕事を自宅でするようにしています。将来的には、会社に行かないで仕事が完結できるスタイルが目標なので。

あと、有給休暇というものがないという不安があるかもしれませんが、時給制ではないので、月に2〜3日程度は休んでも月単価は変わりません。月の下限勤務時間が決められているので、その時間を下回らなければOKです。

まとめ

フリーランスとして業務委託案件を請負うスタイルは、IT業界のエンジニア・デザイナーでは多くなってきている働き方。ディレクター・ライターもたまに見かけます。

デザイナー・ライター・ディレクターなどは、ある程度の経験年数が必要だと思いますが、例外的にエンジニアだけは半年〜2年くらいの経験で、充分にフリーランスエンジニアとして活躍可能だと思います。そんな人をよく見かけます。

数年前までは、エンジニア=3Kの代表職業だったのに、時代の変化に驚きです。(私がエンジニアだった時は3K時代・・・)

そしてきっと、中小企業の正社員として働くよりも手取りは増えると思います。なぜなら、今現在、エンジニアは需要に対して供給が追いついていないからです。

ということで、フリーランスという働き方は自由に長期休暇を確保することも可能なので、登山にすっかりはまってしまった私みたいな方は、ぜひ一つの働き方として参考にしていただけましたら嬉しいです。

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