2020年10月は、北アルプスの麓、長野県安曇野市にお試し移住してワーケーション、ノマド生活を送りました。
安曇野は、高い建物がなく、昔ながらの素敵な古民家が畑の中に点在しているのどかなところ。
各古民家には、小さな畑と柿の木や栗の木などがあり、散歩してると、手を伸ばせば簡単にとれそうなところに柿があったり、下を見ると栗が落ちていたり、畑には様々な野菜があり、食べ物は地球が与えてくれているんだよなあ、という当たり前のことを思い出させてくれました。
1ヶ月の滞在でかかった費用
宿泊費
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50,600円(Wifi・光熱水費込)
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食費
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22,000円(自炊)
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雑費・経費
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10,000円
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娯楽費
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28,000円
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合計
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109,600円
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食費は、安曇野にある「スーパーBig」がびっくりするほど何でも安かったため、いつもよりもかなり抑えられました。また、共同キッチンだったこともあり、パパッと簡単に作れるものしか作らなかったというのもあります。それでも十分に満足だったので、自炊の食材費を見直すいい機会となりました。
雑費は、ゴミ袋などちょっとした日用品と仕事で使うツール、スマホ代、各種サブスクなど。
娯楽費は、北アルプス登山費用が8割、あとは安曇野の日帰り温泉や蕎麦巡りをした費用です。登山はやっぱりお金がかかります・・・!
宿泊したお部屋のご紹介
1ヶ月滞在したお部屋は、エアビーで畑の中にある素敵な古民家の1部屋を借りました。
週末はたこ焼き喫茶&居酒屋営業している、食堂兼ゲストハウス。トイレ、シャワー、キッチンは共同です。
オーナーは若いご夫婦で、とっても気さく!入り込みすぎない適度な間隔で接してくれるのがとても嬉しかったです。
個室からは日本庭園と山が見えました♪
仕事場として、しっかりとしたデスクがある明るいお部屋も解放してもらえ、リモートワークには快適でした。
他にも、週末飲食店スペースとなる広いお部屋は自由に利用できて広々開放感たっぷり!
共有スペースありのゲストハウスに宿泊するのは、ここで2度目になります。
共有スペースがあることにずっと躊躇していたのですが、実際に泊まってみるととてもいいなあと思いました。
1人でリモートワークしながら旅をしていると、当然ですが孤独になります。私はそれでも特に何とも思ってなかったのですが、久しぶりに人と会話すると、やっぱり心がホッコリしました。
なので、適度なコミュニケーションができるゲストハウスは、健全な人間生活がおくれていいと思いました。費用面でも少し安くなりますし。
オーナーさんとのコミュニケーションの他に、他のゲストとのコミュニケーションもとても楽しかったです。
リモートワークで滞在していたご家族や、温泉好きの旅人さんなど、夜ご飯を一緒に食べながらお話できたのもいい思い出♪
貸切タイプのマンションやホテル旅だと、こんな出会いは絶対にないですから。
安曇野のノマドワーク事情
仕事はずっと個室か、共有スペースでしていました。
徒歩圏内にあるお店はコンビニ1軒のみ。
そのため、カフェ探しはしていません。ただきっと、コワーキング的な場所はなさそうです・・・
安曇野でワーケーションする場合は、Wifi完備の宿に宿泊が必須です。
宿のWifiはサクサクで全く問題なしでした。
安曇野の素敵なところ
北海道から長野県安曇野まで一気に移動してきた理由はただ一つ。「北アルプス登山」です!
なので、頭の中は登山のことでいっぱいでしたが、アルプス登山以外にもいいなあと思ったところが沢山ありましたのでご紹介します。
北アルプスの麓
安曇野の最高峰は、北アルプス大天井岳。登山口の中房温泉までは、車で40分くらいで行けます。
東京にいた時は夜行バスで通いましたが、安曇野に住んでいればアクセス楽々♪
2泊3日で、燕岳・大天井岳に登ってきました。北アルプス登山は何年ぶりだろう。何回登っても、やっぱりアルプスの景色は素晴らしい。
温泉がたくさんある
安曇野穂高には、日帰り温泉がたくさんありました。
500円〜で入れるリーズナブルな価格も嬉しい。
温泉好きのオーナー夫婦におすすめされた日帰り温泉は、中房温泉・有明温泉が一番ですが、その次は「松伯」。
500円で入れるリーズナブルな価格と、檜の作りが素敵な温泉でした。
露天風呂があってリーズナブルな日帰り温泉は「常念坊」。600円です!
受付の人が無愛想でしたが、温泉は肌がツルツルになって露天風呂付きで大満足でした。
蕎麦が絶品!
どこで食べてもハズレなしのお蕎麦。
私は蕎麦があまり好きではなかったのですが、長野で初めて蕎麦を食べた時から、長野で食べるお蕎麦は大好き!
上品なお蕎麦に、蕎麦湯はとろっとろでおかわりしたくなります♪
今でも他県で食べる蕎麦はあまり好きではありませんし、蕎麦湯も好きではありません。
なぜこんなに違うのか不思議。
ただ、お値段はけっこうするので、毎日食べに行くというのはちょっと・・・・ 時々の贅沢でした。
ざる蕎麦&天ぷらのセットがだいたい1600円くらいが相場。雰囲気のいい林の中にお店があるので、場所代込という感じです。
街へおりていくと、1000円弱で食べれました。
日本酒が美味しい
私は日本酒があまり好きではない、どちらかというと嫌いなのですが、長野の日本酒「真澄」は大好き!
長野のコンビニは真澄のワンカップも売ってるので、長野滞在中はずっと真澄です。
そして今回、安曇野の日本酒「大雪渓」に出会いました!
真澄よりもさらっとしていて、少し飲んだだけで大好きになりました。真澄よりも大雪渓の方が好きです。
この大雪渓は、安曇野のスーパーやコンビニにはワンカップも売っていましたが、安曇野を出てしまうと同じ長野県でも売ってませんでした。
水が美味しい
私は東京の水道水もおいしいと感じながら飲んでしまう、あまり舌が肥えてない人間なのでよくわからなかったのですが、いろんな人が言ってたので一応書き残しておきます。
蕎麦や日本酒がおいしいのも、きっとこの美味しい水があってこそなんだろうなあとは思いつつ。
スーパーの価格が安い
3日に1回は通ったスーパーBig。何でもとーっても安くてびっくりしました!
直売所にも行ってみたのですが、直売所よりも全然全然安い。
他の地域に行ったら物価の高さに目眩がしてしまいそうなほどです。物価は安いですが、冬の光熱費は北海道並だそうです。
みんな挨拶する
道を歩いてると、すれ違う時にみんな挨拶してくれました。
小さな子供も元気に挨拶してくれてびっくり!癒されました。
ちなみに、日帰り温泉でも客同士の挨拶ありでした。
安曇野でびっくりしたこと
安曇野を散策していると、昔ながらの個人の肉屋さんはよく見かけるのですが、八百屋さんを一度も見かけませんでした。
みんな家庭菜園で野菜を作ってるので、八百屋は儲からないんだそう(笑)
確かに、どこのお家にも小さな畑と柿の木や栗の木がありました。
そして、安曇野滞在の終盤、宿のお隣さんがなんと、野菜をお裾分けしてくれました!
サラダにしていただきましたが、採りたて野菜サラダは最高に美味しかったです。
宿の隣には栗の木があり、その栗で宿のオーナーさんが栗ご飯と炊いてお裾分けしてくれました♪
土鍋で炊いた栗ご飯、こちらもとっても美味しかったです!
安曇野生活で不便に感じたこと
点在
私は車を持っていなかったので、宿のオーナーがマウンテンバイクを貸してくれました。
マウンテンバイクで散策しながら感じたのが、いろんな施設・お店がいろんな場所に点在しているということ。
先月暮らした北海道の美瑛町は、住宅街とお店が1箇所にコンパクトにまとまっていたので、車なしでも生活できそうだなあと感じましたが、安曇野はポツリポツリと点在しているので、車がないとちょっと不便かなあと感じました。
ただ、1箇所にまとまっていない分、どこでも開放感があるという利点があるのも事実。
道路が狭く車優先
これはたまたまかもしれませんし、私が行動した狭い範囲だけのことかもしれませんが、道路が狭く歩道がないところがほとんど。
歩いていたり自転車の人はほんのわずかのためか、歩行者や自転車には優しくない道路状況だと思いました。
信号がない交差点等では車優先でなかなか渡れませんでしたし、交通量が全然ない小さな交差点でも車優先で、お先にどうぞされたことは一度もありませんでした。先月滞在した美瑛町では、レディーファーストみたいに必ず車が止まってくれたのになあ・・・とちょっと比較してしまいました。
また、自転車に乗ってる時は車が横スレスレを通っていくので、大型車が通り過ぎる時は全身冷や汗ものでした。
ということで、安曇野での生活は安全性も考えて車があった方がいいと思いました。
まとめ
北アルプス登山目的で滞在した安曇野ですが、登山以外にもいいところは沢山!
温泉や美味しいお蕎麦に日本酒、のどかな風景と雰囲気に癒された1ヶ月でした。