北海道の自然あふれる畑の中で暮らすようになって5ヶ月目。
綺麗な自然の風景を毎日眺められてもう最高!!ですが、「虫」にはけっこう悩まされました。
自然の中で暮らすのだから虫は覚悟してたし、南国ではなく北国に決めたのも、南国の虫はもう自分では処理できないけど、北国の虫であれば自分でなんとかできる自信があったから。
しかし・・・ 北海道で遭遇する虫は今のところ自分で処分できてはいるのですが、数が多くて大変というか、数が多すぎて心の平安を保てなかったので、数々の薬を散布しました。
薬を撒くと、ほぼ虫が出なくなり、薬の威力はすごいなあと思うのと同時に、有機野菜を作ってる人たちは毎日虫まみれなんだろうなあと頭が下がる思いもふつふつと湧きました。
野菜はやっぱり有機がいいわよねえ なんて意識高く言ってた自分が恥ずかしい。
本記事では、北海道の自然の中で暮らして5ヶ月目までに対策して効果があった虫対策をご紹介いたします。虫が嫌いだけど田舎暮らしを検討してる方、ぜひ参考にしてみてください。
ハエとカメムシ
カメムシ
潰すと臭いと言われているカメムシ。
私は全然臭いは気にならないのですが、みんなが口々に臭いというので最近は臭いと思うようになってきました。
洗脳効果はすごいですね。
このカメムシは、3月〜5月前半くらいまで、部屋を暖めるとけっこう出てきました。
部屋の温度を上げれば上げるほど沢山出てくるので、灯油代節約も兼ねて室温はあまり上げないようにしていたら、1日1〜2匹程度出るくらいでした。
カメムシは動きが鈍いので簡単に処理できます。なので、特に薬は使いませんでした。
これがもしゴキブリや爬虫類だったら・・・ 住むことを諦めたでしょう。
ハエ
5月前半に、木々に囲まれたお家へ引越しをしました。そこで部屋の中を暖房で暖めると、大量のハエが出てきてビックリ!
最初は数匹だったので、ティッシュで処分。ハエ叩きを使わなくても手で簡単に潰せるほど、動きが鈍いハエたちだったのが唯一の救いです。
処分してホッとするのも束の間。30分後にはまたハエが数匹。
面倒だったのでほっておいたら、気付くと10匹以上に増えてる!
ティッシュで全て処分してまたホッとして、また1時間後には20匹くらいに倍増してる!!!
全てのハエは窓際にいたので、窓を開けてハエ叩きで追い払うと一気に外へ逃げていきました。
これを1時間くらいごとに繰り返し。
なんていうところに引越してきてしまったのか・・・・。
引越してきて2日目のこの日、100匹以上のハエと戦ったような。
ここがホテルやエアビーで借りた短期のお部屋だったら、もう退去!だったけど、ここは賃貸で借りたお部屋。
そう簡単に退去できません。
泣きそうになりながら大家さんに連絡したら、ごめんねえと言いながら薬をくれました。
この薬を窓際にスプレーしたら、ハエは見事に出なくなりました!
私は、家の中にハエの巣があるのかと思い、バルサンたいた方がいいのかと思ってたら、ハエは窓の隙間から進入していたようです。
5月の北海道はまだ寒い。
ちょうど、周りの畑は耕されはじめていてハエが出てくる時期。そのハエが、暖かい家によってきてしまったんだそう。
家に侵入したけど、明るい場所が好きなようで窓際に集まってしまうのだとか。
窓にはどこにも隙間がないように見えますが、そんな隙間からあんなに大量に入ってきてしまうなんて、もうビックリでした。
この薬は、2〜3日、朝・昼・夕と窓の縁に撒いたあとは一切使ってませんが、もう一切のハエは出なくなりました。
ついでに、カメムシも全く出なくなりました!
大家さんが助けてくれる賃貸で良かったーとしみじみ思いました。
これがもし買った家だったら、私はどうしてたんだろう。
バルサン焚いても解決しなくて途方に暮れて叫んでたと思います。
クモの巣
5月後半あたりから、家の周りにクモの巣がはりめぐらされるようになりました。
玄関にもクモの巣。
まるで人が住んでいないかのような状態に。
クモの巣を撤去してホッとしても、翌朝には復活してます。
毎朝、お部屋の掃除以外に、家周りのクモの巣撤去作業が必要になってました。
面倒だし気持ち悪いし、と悩んでたら、地元の方にクモの巣を根絶する薬があると教えてもらってさっそく散布。
この薬を散布した次の日からは、クモの巣撤去作業から解放されました!
クモの巣は同じところに巣を作る習性があるそうなので、ただ撤去するだけだとなかなか無くならないそうです。
薬の効果は約1ヶ月と書いてあるので、また1ヶ月後くらいたって巣ができはじめてきたら散布しようと思います。
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※クモはアリなど他の害虫を食べてくれるという良い点があるそうです。なので、あまり駆除しすぎない方がバランスとれていいのかもしれません。
蚊など
田舎暮らしをすると決めてから、自分で事前に用意した虫対策グッズがこの2点。
網戸に貼るタイプのものの効果はよくわかりませんが、とりあえずお守りみたいに貼ってます。
電池式のこちらの蚊除けは、ウッドデッキで寛ぐ時用のものです。
アリ
アリは、事前に大家さんが敷地中に薬を撒いてくれてました。
上の粉薬をまず撒いて、その後、下の液体薬を撒くのが、これまでの経験上1番効くとおっしゃってました。
悩まされる前に撒いてもらえたので、アリは今のところまだ一度も悩まされていません。ありがたいです。
↑薬を撒いた後
ハチ
私が住んでるあたりは、ハチの養殖(?)が盛んだったらしく、大きなハチがたくさん飛んでます。今はもうほとんどないそうですが、ハチはかなり飛んでます。
6月に入った現在、朝はハチが窓に体当たりしてる音で目覚める日も多くなりました。
引越してきた時に、大家さんが口酸っぱくハチに遭遇した時の対処方法や服装について教えてくれたのですが、6月に入ってハチが多くなってきた今、その教えのありがたみをかみしめてます。
ハチの対処方法
- 黒の服装は避ける
- 黒髪を隠すために帽子はかぶる
- 香水などいい香りをつけない
- 出会ったら何もしないでしゃがむ
経験上、黒の服装に寄ってきやすいそうです。
また、出会ってしまったら絶対に払ったりしないようにと。 でもいざ出会うと怖くて怖くて、何度か叫んでしまいました^^;
そんなハチ対策ですが、薬を散布するのかなあと思ってたら、このようなハチトラップを木にぶら下げておくのが効果的なんだそうです。
中の液体は、ハチが好むらしい誘引剤が入っていて、ここに訪れたら最後、もう外には出られない仕組みになってます。
ハチトラップ誘引剤の中身
- 蜂蜜:1
- みりん:2
- 酒:2
これを6月はじめに設置し、シーズン終わりの秋には真っ黒になるほど収穫できると聞きました。
LED電球
部屋の電気ですが、LEDではない電球の場合、夜に窓を開けてると網戸をしてても小さな虫が部屋に侵入してきます。
昨年夏に小樽に1ヶ月滞在した時、夜に網戸はして窓を開けててたら、もうビックリするほどの虫が侵入してきてまいりました。
なので、涼しい夜は窓を開けていたかったのですが、窓は閉めてエアコンつけてました。
この経験から、今のお家ではLED電球のライトを購入しました。
LEDの光には紫外線が入ってないので、虫が寄り付かないそうです。
まだ真夏ではないので分かりませんが、今のところ、夜に網戸で窓を開けても虫は入ってきていません。
まとめ
北国でも虫に注目してしまう田舎暮らし。もし南国だったら私は一体どうなっちゃってたんだろう・・・。
また、家はいきなり買わなくて良かったあとも思いました。買えないですが(笑)
これらの虫対策は教えてもらわないとわからなかったし、いくら虫といえど、1人だったら心細かっただろうなあと思います。