ネパールの現地旅行会社にツアーや国内線の予約をお願いすると、事前に全額送金か、3割ほどの前金を送金するという機会があり、その送金方法にかなり戸惑いました。
海外旅行といえば、ネットで飛行機とホテルを探して、ポチポチしていくだけで予約から支払いまで完了するこのご時世。
ネパールの現地旅行会社を利用する場合の支払いは、自宅のPCでポチポチしていくだけでは完了できず、支払いがちょっと面倒に感じます。
そして、手数料がけっこう気になる額になるので、どれが一番楽でお得なのか、を計算してみました。
金融リテラシー低めの私ですが、何度か送金していても、結局どの方法が一番お得で楽なのかをいまいちわかっていなかったので、今後のためにも一度しっかり振り返ることにしました。
自分のための備忘メモになりますが、これから送金をしなければならない方の参考になりましたら幸いです。
海外送金にかかる手数料
海外送金の方法には、現金送金、銀行口座間での送金、クレジットでの送金などがあります。
そして、どの方法を利用しても、手数料がかかります。
その手数料は、手数料と書かれてあるもの以外に、独自為替レートによる為替手数料がかかり、ぼーっとしていると手数料でかなり損してしまいます。
金融リテラシーが低い私は、この計算がすごく苦手。
なので、最初の頃はお任せで支払っていたのですが、何度も海外へ行くと、徐々にこの手数料がバカにならないことに気づき、気を引き締めはじめました。
海外送金にかかる手数料
手数料+独自為替レート(為替手数料)
たかだか手数料でしょ? と私は思っていたのですが、約3万円を送金するのにかかる手数料が、1,800円〜4,500円まで開きがあります。
けっこうこの差は大きい!できれば一番安い方法で送金したい!
ということで、本日ウェスタンユニオンでネパールへ送金してきた後に、調べてみました。
それでは、送金方法による手数料の違いを順番にご紹介していきます。
現金での送金
ウェスタンユニオン
- 手数料:1,500円(3万円送金の場合)
- 為替:少し良くない
全国にあるウェスタンユニオンのお店で現金送金ができます。
ウェスタンユニオンなんて、ネパールへの送金が必要になって初めて知りましたが^^;
銀行口座へ送金するよりも手数料が安いという理由で、私は利用しました。
手数料は銀行よりも安いですが、為替レートが少しだけ悪いです。
2019年9月9日本日利用した為替はこちら
- リアルタイム為替→1円:1.07NRs
- ウェスタンユニオンの為替→1円:1.06NRs
私は33,246NRsを送金したのですが、為替違いによる差分は約340円。
ということで、今回33,246NRsの送金にかかった合計手数料は、手数料1,500円+為替手数料340円=1840円。支払い総額は32,844円。
送金方法は、マイナンバーカードと身分証を持ってお店に行き、用紙へ記入して現金渡して終わりです。あっさり終了し、とても簡単です。
銀行の窓口
- 手数料:4,000円(三井住友銀行)
- 為替:?
手数料が高すぎるので、為替のことを調べる気が全くおきないほどに利用する気はゼロです。
オンラインでの送金
銀行口座のオンライン送金を利用すれば、自宅にいながらにして送金できるという事実に、この記事を書きながら気づきました^^;
楽天銀行のオンライン海外送金
- 手数料:1,750円
- 為替:悪い
純粋に手数料だけを見ると750円と記載があり、おお!!これは!!! と思ったのですが、
よーく見ると、海外中継銀行手数料1,000円とあり、最低でも1,750円はかかってしまうのと、為替レートがかなり悪い。
2019年9月9日の本日
- リアルタイム為替→1円:1.07NRs
- 楽天銀行海外送金の為替→1円:1.01NRs
楽天銀行のウェブサイトにシュミレーションがあったので、本日ウェスタンユニオンで送金してきた結果と照らし合わせてみました。
送金額:33,246NRsの場合
- ウェスタンユニオンでの支払い額:32,844円(内合計手数料:1,840円)
- 楽天銀行での支払い額:35,330円(内合計手数料:4,326円)
約2,500円もの違いがありました! やはり、銀行口座での送金は高いです!!!
(手数料1,750円+為替手数料2,576円 = 合計手数料4,326円)
クレジットでの送金
- 手数料:3〜5%(3万円送金の場合、900円〜1500円)
- 為替:?
クレジット送金が一番簡単そう!と最初は思ったのですが、これがけっこうめんどくさい。
日本でクレジットで支払いする場合は、自宅のPCでカード番号や名前など入力してボタンを押せば支払い完了となるのがほとんどで、これが当たり前と思っていました。
ところが、ネパールの会社への支払い時にクレジットを選択する場合は、
専用用紙をダウンロード・プリントアウトし、カード番号・名前・金額・住所・パスポート番号等を記入・そしてサインをしたのち、この用紙をスキャンして、メールで送信。この専用用紙は英語なので、英語ができない私はさらに億劫に感じます。
用紙をメール送信したあとは、ネパールの会社がやってくれるので、ここで支払い操作は完了です。
たったこれだけではありますが、自宅にプリンターがない私は、コンビニプリントを利用するので面倒なんです。
- フォーマット用紙をダウンロード
- コンビニプリントアウト用にアップロード
- コンビニでプリントアウト
- 用紙に記入
- コンビニでスキャン
- 自宅PCでスキャンしたファイルをダウンロード
- メール送信
このように、2度もコンビニへ行かなければならず、面倒だなあと思ってしまいます。
クレジット払いの手数料は、3%〜5%くらい。
為替ははっきりわからないのですが、以前4万円ほどの送金に利用した時は、相場為替と比較をして600円ほど上乗せされていたので、ちょっと高いくらいでしょうか。
手数料の%率によりますが、この方法が一番安いかなという印象です。
どれが一番楽なのか
結局、どの方法が一番安く楽に送金できるのか ということですが、
- クレジット → ちょっと面倒だけど安い
- ウェスタンユニオン → 手軽で安い(店舗に行くのは面倒)
- 銀行→高すぎるので圏外
という結論です。