暑い夏、水しぶきを浴びながら山の中を歩くと、とっても涼しく気持ちがいいです!
そして、沢登りは、クライミングを楽しんだり、泳ぐことを楽しんだり、釣りに山菜採りに焚き火と、楽しいことづくめ!
私は高所恐怖症なので、クライミングはちょっと・・・なのですが、「水」が好きで、沢登りに2年ほど夢中になっていた時期がありました。
そこで本記事では、沢登りの魅力をご紹介いたします。
沢登りの魅力
水しぶきが気持ちいい!
全身、水まみれ!
プールや海と違うところは、滝の水しぶきを浴びれること!
もうこれが、めちゃくちゃ気持ちい!!
滝行もできます。これはかなり辛い・・・確かに修行だと思いました(笑)
クライミング力を発揮できる
数々の滝を登るため、クライミング力を発揮できます。
この滝の為に、日々クライミングジムで鍛えている人多数。
私もクライミングジムへ通い努力しましたが、生まれつきの高所恐怖症の為、全く上達せず、いつも先輩にロープで引っ張りあげてもらっていました・・・。
私は怖くて怖くてしょうがなかったのですが、、好きな方にはたまらないようです。
沢登りの最後は、水が無くなり、乾いた岩か薮を登り詰めますが、こんな見晴らしの良いところは、いい景色だなあ じゃなくて、ずっとビビってました。
泳ぐことができる
登山では横目に見ていただけの沢も、沢登りなら、飛び込んで泳いで進むことができてとっても気持ちいです!
泳ぎが得意じゃなくても、ザックを背負っていれば自然と浮くので、思っていたより楽に泳げます。
と、大きな口を叩きましたが、私は怖かったのでいつもロープで確保してもらっていました^^;
焚き火し放題
沢沿いでキャンプとなるのですが、沢沿い&自分たちしかいない ということで、焚き火し放題です!
火を囲むだけで、なぜこんなに楽しくなってしまうのか。
人間の本能なんだなあと実感します。
野宿可能
焚き火を囲んで、のんびりお酒を楽しみ、そのままゴロンと寝てしまうことが可能です。
星空を眺めながら寝るのはとても気持ちい!
(焚き火が枯れると寒い&虫に襲われるのでご注意を)
釣りと山菜採りで自給自足体験
沢登りしながら、イワナ釣りや、山菜を摂って、キャンプで料理するのがまた楽しい!
行者ニンニクをたくさん収穫できたときは、かなり嬉しかったです。醤油付けにすると1年間冷蔵庫保管でいけます。
いろんなお酒のおつまみ料理に、醤油づけ行者ニンニクをプラスするだけで、めちゃくちゃ美味しい♪
秋はキノコが豊富♪(要キノコ博士)
沢登りのデメリット
真夏の沢登りは楽しいことが沢山あるのですが、私が感じた負の面もご紹介します。
危険なため、一人ふらりとは行けない
整備されていないところを登っていくので、当然、危険度が上がります。そして、他の登山客がいることは稀なので、一人でふらっと出かけるというのは難しいです。
カエルに遭遇する率が高い(奥多摩限定)
東北や北アルプスでは遭遇したことがないのですが、東京の奥多摩エリアは「カエル」と遭遇する率がとても高いです。
滝を登りながら、次の一手に手を伸ばそうとしたら、そこにはカエルが!!!!
驚きで滑落しかけました。
岩肌と同じ色をしてるので、遠くからは発見できないんです。
カエルが苦手な方は、奥多摩エリアは要注意です。
時期によっては大量の虫
時期によっては、大量の虫に悩まされます。
虫除けのハッカ油とかは気休めにしかならなく、体中、小さな虫軍団に囲まれっぱなしで、
山に気晴らしに来たはずが、ずっとイライラ心地悪い思いをします。
そして一番嫌だったのがブヨ。
これに噛まれてしまったら、市販の薬では効かないので、皮膚科の強い薬が必要に。
だいたい必ずどこかでやられるので、シーズンはじめに皮膚科で処方してもらって自宅に常備しておくと、すぐに塗れ流ので効果的です。
沢道具はとても臭くなる
沢水と焚き火が合わさって、洗濯してもとれない匂いがこびりつきます。沢帰りの沢道具はザック丸ごと、めちゃくちゃ臭いです。
同居人が沢登りしない場合は、この匂いに理解してもらう努力が必要になります。
初めての沢登りのおすすめのルート
初めての沢登り、お試しの沢体験には、岐阜県にある沢上谷がとてもおすすめ!
ここは、危険箇所がほとんど無く、なだらかな沢をずっと歩いていく感じです。沢登りというよりも、沢歩きという言葉がピッタリ。
といっても、少しだけロープで登るところはありますので、初心者同士で行くことはおすすめできませんが。
私が住んでいる東京からは遠いので、気軽に行けないのが残念です。
おすすめのルートを他の記事に書いていますので、よかったらご覧ください。
おすすめな沢登りの書籍
沢登りというよりも、沢歩き派におすすめの一冊。(私は断然沢歩き派)
1と2があるのですが、2は、私がめちゃくちゃオススメする沢上谷が掲載されています。
そして、北アルプス赤木沢も!
私はまだ行ったことがないのですが、いつか行きたいと切望している沢。初心者に優しく、でも景観が素晴らしい沢。
過去に3度計画したのですが、3度とも嵐で計画倒れになりました・・・
技術書はこちらがオススメ!
技術&おすすめルートが詳しく掲載されていて、読んでいて楽しく、早く沢へ行きたいと思わせてくれる一冊です。
高所恐怖症向け沢登りの装備
沢登りの基本装備の他に、高所恐怖症の方は、常にチェーンアイゼン(スパイク)を持ち歩いていると少し安心です!
沢登りの最後、沢が枯れたところから稜線に出るまでの間は、全く整備されていない急斜面をひたすら登っていくことになるのがほとんど。そこが岩肌であれば諦めて登るしかないですが、岩じゃない場合、スパイクをつけると足元が安定して登りやすくなるとともに、とても安心できます。
着脱はとても簡単。靴の上に靴をはくように被せるだけ!
そしてこのアイテム、沢登りだけではなく、夏山登山の雪渓歩きにも使えます。
今はもう日本では販売されていないようですが、スノーラインのチェーンアイゼンはもっと軽いバージョンがありました。
235gなので、万が一の為にザックに忍ばせておくのに迷いはありませんでした。
また販売開始されると嬉しいなと願うばかりです。
軽量化におすすめアイテム
沢登りなので、常にそこには沢がある!
ということで、飲み水を持たずに沢の水を飲めれば、沢山の飲み水を背負わなくても済みます。
水は重たいので、この水が無いだけでかなり軽くなるはず。
すでに沢慣れしてしまった方は、そのまま沢水を飲んでいましたが、私は無理でした。
そこで、超軽量浄水器ソーヤーミニの出番!
重さは約37g。プラティパスに沢水を汲んで、このソーヤーミニをストローのようにしてそのまま飲むことができます。
お値段は約3,000円ほどなので、コスパ良いです!
楽しい沢登りライフを満喫しよう!
高所恐怖症ながらも、やっぱり沢登りは楽しい!
そんな沢登りの魅力が少しでも伝わり、チャレンジしてみようかなと思っていただけたら嬉しいです。