冬の赤岳登山は3度目。
何度登っても、高所恐怖症な私には、この山はちょっぴりハードルが高い。
でも、なぜかまた行きたくなってしまう(笑)
今回は、年末年始の雪山登山で知り合った人と、職場の人と3人チームで行ってきました。2人とも冬山のテント泊装備は持っていなかったので、山小屋泊です。
地図とスケジュール
スケジュール
- 2月16日:八ヶ岳山荘 – 赤岳鉱泉(小屋泊)
- 2月17日:赤岳鉱泉 – 行者小屋 – 文三郎尾根 – 赤岳 – 文三郎尾根 – 行者小屋 – 八ヶ岳山荘
登山口までの交通:電車とバス(JR茅野駅から八ヶ岳山荘までバスあり)
DAY1:登山口 – 赤岳鉱泉
東京を早朝に出発し、電車でJR茅野駅へ。茅野駅から登山口の八ヶ岳山荘まではバスで移動。
八ヶ岳登山は、公共の交通期間で行くことができるということと、前夜のうちに移動しなくても行けるところが魅力!
特に、冬の間も山小屋が営業しているということと(稜線上は営業していない)、登山口までバスが走っているという2点は、車を持っていない冬山初心者にはとても嬉しいポイントです。
天気がよければ、ずっとトレースがあります。そして今回も、ずっと立派なトレースがありました。
八ヶ岳山荘でバスを降り、準備をして出発。登山客は、冬にしては多めです。
最初は林道を歩きながら、時々ショートカットルートを登ります。
美濃戸山荘で少し休憩。
そして、ひたすらトレースをのんびり進みます。
バスを降りてから約3時間弱、赤岳鉱泉に到着です。
赤岳鉱泉はとても綺麗!
冬は空いてるのかなと思っていましたが、思っていたよりも混んでいてびっくりしました。でも、布団は1人1枚。1枚の大きさが普通の3分の2くらいの幅でしたが。
食事はステーキがでるという噂を聞いていたので、ステーキ♪♪♪ を楽しみにしていましたが、お魚でした。
でも、とても山小屋とは思えないクオリティ!とっても美味しかったです。
DAY2:赤岳鉱泉 – 赤岳 – 登山口
早朝、赤岳鉱泉から行者小屋へ向けて出発。トレースはバッチリあります。
行者小屋が見えてきました。
ここでテント泊しているグループも多数。
ここで、アイゼンを付け、ストックからピッケルに持ち替えました。ストックからピッケルに持ちかえると、さあ、いよいよこれから!と、緊張してきます。
最初の階段のところ、新雪のフワフワ斜面でちょっと難航しました。なんとか登りましたが、帰りは下れるだろうかと一抹の不安を覚えながらも進みます。
ここから尾根に上がるまでは、心安らかに歩けます。
尾根に上がってから赤岳の頂上までは、ずっと緊張の連続。
ガイド登山では、ロープで確保されています。
登頂!
頂上から見る赤岳展望荘↓
登頂の瞬間って、とても嬉しいのですが、こういうテクニカル要素が少しでもある山の場合、私は下山の不安で頭がいっぱいで、100%喜べなかったりします。
この時も例外にもれず、登頂できて嬉しいけど、下山怖いなあと、自分で計画して進んで登ってきておきながら、100%喜びに浸ってはいませんでした。
頂上での景色を楽しみ、ひととおり記念撮影大会を終えたら、覚悟を決めて下山です。登りよりも集中して、必死に下山しました。登りと同じ、文三郎尾根からの下山。
行者小屋まで下山できると、やっとホッとして、登頂の喜びを噛みしめることができました。
そして、頂上では曇っていたのに、行者小屋まで下山すると、快晴です・・・ ちょっと悔しい。