クライミングジムへ初めて行ったのは、10年以上も前。
山岳会の先輩に誘われて、よくわからないままとりあえず行ってみたのがきっかけです。
先輩に誘われるがまま数回行きましたが、あまり興味がなかったので、数回で行かなくなったのですが、その数年後にはまた再開し、2年ほど週2ペースで通いました。
高所恐怖症な私ですが、意外に楽しい!と思ったので2年ほど続きました。
本記事では、クライミング(ボルダリング)の楽しさと、嫌だなと感じたこと、辞めた理由などを書いていきたいと思います。
クライミングジムに通ったきっかけ
初めてクライミングジムへ行ったのは、冒頭の通り10年以上も前。
山岳会の先輩に誘われるがままに行ってみたのですが、当時は全く興味をそそられませんでした。
多少は楽しいポイントもあったとは思うのですが、今思い出すのは、マイナスポイントばかり。
汚い、臭い、混雑している、暗い、客層がガチ本気の山屋しかいなくて怖い などなど・・・
入場料・シューズレンタル料・交通費など入れると、一回につき3,000円ほどかかるのですが、
こんなに汚くて臭くて陰気な場所で楽しくもないことをするのに、なんで私は3,000円というお金と、自分の時間を費やしているんだ!?と、そんなことしか思いませんでした。
ということで、数回行って辞めてしまったのですが、数年たった後、登山友達の誘いで、またクライミングジムへ行くことに。
付き合いでしぶしぶ行ったのですが、ちょうどボルダリングブームがきていたため、
誘われて行ってみたジムは、新しくて綺麗!お洒落!明るい! ノリのいいBGMが流れていて、客層はオシャレな若者が多い!
と、初めて体験したクライミングジムとは全然違う雰囲気に驚き、そして気に入ったので、そのまま2年ほど通いました。
この時に行ったジムは、ほとんどが初心者だったのもポイントでした。
仕事終わりに一杯飲みに行く? くらいのノリの人たちが集まっている、ゆるい雰囲気がとても私には心地よく感じました。
雰囲気って大事ですね!
クライミングジムの特徴
クライミングジムは、大まかに2種類。
ロープを使わないで登るボルダリングと、ロープを使うロープクライミング、があります。
ボルダリングはロープを使わないので、一人で楽しめます。
ロープクライミングは、2人以上でないとできなく、また、ロープワークの知識・技術が必要になります。(オートビレイ機があるところは一人でもロープクライミング可能です)
クライミングジムは、このボルダリングとロープクライミング両方できるジムと、ボルダリングしかできないジムがあります。
私が感じるクライミングジムの特徴は
- ボルダリングしかできないジム → 清潔で明るく、オシャレな若者が多い印象。
- ロープクライミングができるジム→ あまり綺麗ではなく、暗く、ガチ山屋が多く、ちょっと怖い印象。
ということで、私はボルダリング専門ジムがお気に入りでした。
ボルダリングの楽しさ
外見から入りこんだクライミング(ボルダリング)ですが、楽しいと思ったので2年も継続していました。
その楽しさは、こんな感じです。
- 成長をすぐに感じれる
- 楽しんでいるうちに筋トレできている
- バランスで登るのが楽しい
- 沢登りの滝が、多少は楽に登れるようになる
- 高所恐怖症が、多少は和らぐ
成長をすぐに感じれる
初心者の頃は何でもそうだと思いますが、とにかく成長をすぐに感じることができるので、ジムへ行くたびに達成感を味わえるのがとても楽しいと感じました。
前回登れなかったけど、今回は登れたぞ!
という具合に。
楽しんでいるうちに筋トレできている
筋トレって、楽しくないじゃないですか。
美しい体型を目指してるとか、何か高い目標がある場合は、盲目にできると思いますが、
特に何か目標がなければ、ただただ辛い修行なので、決してやりたくないですよね。
でも、ボルダリングだと、パンプしたから帰るわ というのが口癖になるほど、筋肉の限界まで登り続けてしまうため、
夢中に楽しんでいるうちに、全身(特に上半身)の筋肉・体幹が鍛えられてしまいます。
バランス感覚が鍛えられる
クライミングのための筋力はもちろんアップするのですが、
同時に、できるだけ省エネで登れるように工夫もしていくのも、ボルダリングが楽しいポイント。
省エネで登るためには、バランスを使うことになります。
その、バランスで登れた時は、何ともいえない達成感というか、達成感を感じます。
女性の場合は筋力が少ないので、よりバランス感覚を磨けるような気がしています。
沢登りの滝が、多少は楽に登れるようになる
滝や岩など、登山中のクライミングは、室内ジムとはかなり違いますが、
ジムに通うことによって、クライミングに必要な筋力やバランス、そして、高所に対する恐怖心が少しは和らいでいて、
多少は登りやすくなったと感じました。
多少ですが。
ちなみに、私が知っている方の中で、非常に上手に滝が登れる、常にリードで滝を登ってくれる方たちは、ボルダリングは嫌い という方が多かったです。
クライミングジムを辞めた理由
クライミングジムに通わなくなってしまった理由は2つほど。
1つめの大きな理由は、実際の登山で滑落を経験し、とにかく、テクニカルな登山とかクライミングが怖くなってしまったため。
2つめの理由は、最初はすごいスピードで成長を感じるのが楽しかったのですが、ある程度伸びると、成長速度が鈍くなり、そして、成長が感じられなくなり、つまらなくなっていたため。
本気でクライミングに惚れ込んでいれば、成長が鈍感な時期も全然平気で夢中でい続けると思いますので、結局私は、そこまでクライミングが好きではなかったんだと悟りました。
でも、ちょっと嬉しかったことが一つ。
通っていたジムは、最初はほぼみんなが初心者だったのに、2年通っているうちにベテラン級な人たちが多くなったということ。
みんなが初心者という状況から初めて、同じスピードで成長できたこと。(同じはちょっと違うか・・・。私は圧倒的に成長速度が遅かったです)
ボルダリングブームの初期から参加できて、その成長を目の当たりにできたことはとても新鮮で良い経験でした。
まとめ
高所恐怖症な私でも、クライミングジム(ボルダリングジム)は楽しんで継続でき、よいトレーニングにもなりました。
今はもう通っていなく、すっかりネイルを楽しんじゃっている状況ですが、
清潔でオシャレなクライミングジムが多くなってきていますし、楽しんでいつの間にか筋トレができているし、多少の高所恐怖症を和らげる効果もあり、おすすめなトレーニングだと思います。