ネパールでレンタルしたり購入して使った登山用アイテムの感想を書いていきたいと思います。
日本で買うほうが品質はいいのですが、値段が高かったり、飛行機の重量制限で日本から持ち込むのが大変だったりなど、全てを揃えて持ち込むのは大変なので、ネパールでレンタルしたり購入したりすると、コスパいいこともあるので、ぜひ参考になればと思います。
厚手のダウンパンツ
薄手のダウンパンツはAmazonや楽天でも3000円くらいで買えますが、厚手のダウンパンツは登山用品店でしか見かけません。そして、数万円というお値段! 日本の登山ではまず使うことがないものなので、なかなか買う気になれません。。。
1万円ほどで昔買ったミズノの薄手ダウンパンツで我慢しようとしましたが、ヒマラヤの標高3400m越えたあたりから、やっぱり寒くて耐えられませんでした。(季節によっては耐えられましたが)
そこで、購入したダウンパンツがこちら!
ネパールのトレッキングショップには、これと見た目同じ商品がどこにでも売ってますが、中身がものによって違い、手に取ると重たいものが多かったです。
ダウンぽくみせてるだけで、中身はダウンじゃないはず。
中身がダウンなのかそうではないのか、ということは、お店の人の言うことを信じるしかなく、あとは自分の見る目を頼るのみ。
ネパールのブランド、sherpaブランドのダウンパンツは、ナムチェで1万円。7千円まで値下げをしてくれましたが、けっこう重さを感じました。
タグがついていて、中身のダウンもサンプルがついていましたが、やっぱり重たい。そしてあまりコンパクトにならなかったのも気になりました。
ネパールでは高級ブランドのようで、お店ではコーヒーもご馳走してくれましたが、重さ・コンパクトさで納得できなかったので購入せず。
ネパールには、軽くてダウンがたっぷり入ったダウンパンツは売ってないのだろうかと、がっかりしつつ、
昨年の春に、メラピーク登山で借りたダウンパンツは、びっくりするほど軽くてダウンたっぷりで暖かかったのを忘れられず、
根気よく探したら、ありました!
こちらのダウンパンツ、メラピーク登山で借りたダウンパンツよりもダウン量は少ないと思いましたが、これだけあれば十分!
手にとって、まず感じたのは、軽い!!
ということ!
そして、雪が降る標高5000m以上のヒマラヤでも、十分に暖かく過ごすことができました。
これはナムチェで4千円だったので、カトマンズではもっと安いかもしれません。が、同じ品質のを見つけるのは大変そうです。
見た目は、どのお店でも同じものが売ってるので。しかも、ノースフェイスのマークも一緒w
お店には、同じ商品にみえるダウンパンツが半値で売っていましたが、それはダウンじゃないから暖かさは劣るよって言われました。
言われないと、私には全く判別つかずでした。
このダウンパンツは、本当にとても良かったので、今後も大切に使い続けたいです。
ちなみに、日本で1万円で買ったミズノの薄手ダウンパンツと比較してみると、ダウン量は2倍以上!もちろん暖かさも比較にならないくらい暖かい!そしてお値段は半額以下!
上が、ネパールで買ったダウンパンツ、下がミズノの薄手ダウンパンツ
左がネパールのダウンパンツ、真ん中がミズノのダウンパンツ、ナルゲンボトルは1Lサイズです
厚手のダウンジャケット
これはレンタルしかしてませんが、とっても重たかったです。
お店をいくつか見てみましたが、売ってるものも重たいものばかり。
海外ブランドので軽いのはありましたが、2万円以上。ダウン量と重さだけを比較すると、ユニクロのウルトラライトダウンボリュームジャケットと同じかなという感想です。
関連記事:ユニクロウルトラライトダウンボリュームジャケットを登山
厳冬期用のシュラフ
ダウンのを貸してといっても、ダウンじゃなかったこともありました。
(大きさのわりに、全然暖かくなかったので)
そして、ダウンシュラフを貸してもらえてるとは思うのですが、重たいです。
雪が降る標高5000m越えの場所でも寒さをしのぐことができたレンタルシュラフも、モンベルの厳冬期用シュラフと比べると、本当に重たい。
このシュラフが、モンベルのだったら、私はもっと楽に歩けるはず、なんて自業自得なことを思いながら。
ただ、レンタル料が100円/1日と安いので、わざわざ日本から持ってくるのが面倒なのと、飛行機の預け手荷物にしなきゃいけなくなるのも嫌なので、毎回レンタルしてしまいます。
ダウンミトン
ナムチェで1500円で購入。
軽くて暖かい!
似たようなものでモンベル製だと1万円近くするので、寒さ凌ぎだけであればネパールで買うのが安くておすすめ!
滑り止め機能はささやかでしかないので、本格的なロープワークがある場合には不向きかもしれません。
表面の生地はゴアテックス等ではなく、ただのナイロンです。
日本の冬山だと、すぐに濡れてダメになりそうですが、ヒマラヤはかなり乾燥しているためか、濡れてしまう心配はありませんでした。(注:素人意見です!)
ナムチェにある、本物製品が売ってるお店でダウンミトンをチェックしたら、1〜2万円くらいでした。しっかり滑止めもついていましたが、ダウン少なめで、けっこう重たかったです。
ちなみに、夜寝る時に足にはめたらぴったりで暖かかったです。
ストック
一本1500円で売ってるのが、軽くて壊れにくかったです。
2本で700円ほどのは重たく、使用2日目で壊れました。
軽アイゼン
ナムチェで2000円。
まあまあ重たいので、ナムチェで買ってナムチェでロッジに引き取ってもらいます。
飛行機に乗る時に、荷物を機内持ち込みしかしない派なので、日本に持ち帰れないというのもあって。。
ナムチェでレンタルできると嬉しいのですが、レンタルはしてくれませんでした。
軽アイゼンとしての威力はバッチリ!
着脱も簡単で、凍結した坂道を歩くときに重宝しました。
日本で売ってる4本爪の軽アイゼンより安定するし、なにより着脱が簡単なのが魅力的!
ネパールでは4本爪の軽アイゼンは見たことがありません。
ナルゲンボトル
日本から持参したものを無くしてしまったので、しかたなく購入。
標高4300mのディンボチェで1リットルのが700円でした。500mlのは売ってません。
日本で買うと5倍以上の値段がするのに、700円とは、、本物のナルゲンとは思えません。
水筒としてだけ使用し、湯たんぽとしては怖くて試してません。
関連記事:【登山道具】ナルゲンボトルとモンベルのクリアボトルの比較
雪山用ブーツ
レンタル品ですが、運良く日本の冬山でも使われているネパールエボを借りられたこともありましたが、たいていはプラブーツ。
かなり重たく、雪がないところは、とてつもなく歩きにくいので、そんなところはトレッキングシューズでのぼり、重たいプラブーツはバックパックの中に背負う羽目になり、体への負担は大きかったです。
日本の冬山登山靴であれば、多少雪がないところもはいて登れるので、その差は大きいと感じました。