はじめて買った登山靴を、なんと、12年も使い倒し、やっと新しい登山靴を購入しました。
新しく買った登山靴は、SIRIO(シリオ)のチタンというエントリーモデルです。
本記事では、このSIRIOの登山靴を選んだ理由と履き心地のレビューと共に、12年も使った登山靴との比較もご紹介したいと思います。
登山靴の買い替えタイミング
登山靴の買い替えタイミングは3年〜4年おきくらいが推奨されていて、ソールを張り替えた場合は、もう数年寿命が伸びると言われています。
数年で買い替えが必要になるのは、経年劣化によりソールが剥がれてしまう可能性が高くなることが大きな理由でしょうか。
街用の靴であれば、ソールなんて剥がれてから買い換えればいいですが、登山靴の場合、登山中にソールが剥がれてしまったら、安全に下山することが困難になります。ということで、絶対にソールが剥がれない状況で出かける必要があり、ソールが剥がれる可能性がある場合は買いかえておくのが安全登山に繋がります。
なので、1度ソールを張り替えしたとはいえ12年も使うなんて、とても良くない状況。
購入してから8年くらいたった頃に、いい加減に買い換えようかなとは何度か思ったのですが、徐々に軽いハイキング程度しか行かなくなったせいもあり、まだいいか、いざとなればアロンアルファでなんとかしのごうと、ザックに忍ばせて登りに行ってました。
そして今回も、ちょっとだけ買い替えを悩んだ(渋った)のですが、今年はかなりロングのトレッキングに出かけるので、やっと買い替える一大決心ができました(笑)
登山靴の選び方(私の場合)
登山靴を選ぶにあたって、今よりもライトな登山靴を買おうと思っていました。ただし、ビブラムソール&ゴアテックスは必須。メーカー独自の物を採用している靴は買わない。
ライトな登山靴にしようと思ったのは、もう、アルプスのテント泊縦走などはしないだろうし、今は軽いハイキングかロッジに宿泊するトレッキングがメインなので、重たい荷物を背負うこともほとんどないため。
そして、ネパールのトレッキングで見た、現地の人たちの靴を見ていて刺激を受けたというのも・・・こちらがしっかりした高価な登山靴で恐る恐る歩く道も、彼らは重たい荷物を背負っているのに、ABCマートに2000円くらいで売ってそうなスニーカーかサンダルで通過してしまう・・・
彼らとは体力・山道を歩く力が全然違うので比較してはいけませんが、ただ、もう少しライトな靴でもいいのかなと。
そこで、好日山荘とモンベルに行って、色々と試着してきました。
私の登山道具はほとんどがモンベルなので、まずはさっそくモンベルへ。
しかし残念なことに、幅が広めな私の足にモンベルの登山靴は合いませんでした。残念・・・。見た目は幅が広めなのに、試着してみると狭いんです。あと、安いモデルはモンベル独自の物を使っていて、ビブラムソールでもなければゴアテックスでもないのがだいぶ気がかりでした。
そして好日山荘へ。
まずは、1万円代のセールになってるライトな登山靴を試着。軽い♪ でも、ビブラムソールじゃないしゴアテックスでもないので却下。
店員さんに、使用用途を説明しておすすめを聞いてみると、私の場合はきちんとした登山靴、3万円代のをおすすめされてしまいました。
1万円代のものは、ソールが柔らかいので、長時間の山道や重たい荷物を背負って歩くには体への負担が大きいとのことです。
私が背負う荷物は10kgほどですが、これはもう重たい分類に入るそうで、やはり3万円代の靴がいいと。
好日山荘に売っている登山靴をいくつか試着させてもらって、SIRIOというメーカーの靴が、幅が広い私の足にはしっくりきたので、SIRIOのシリーズから選ぶことにしました。
SIRIO登山靴の種類
SIRIOから販売されている登山靴は沢山ありすぎるほどですが、長期トレッキングや夏のアルプス登山を想定とした私の場合、こちらのモデルの中から選ぶことにしました。ポイントは、「軽い+ゴアテックス+しっかりしたビブラムソール」
足幅は広めなのですが、外から見た感じは細いというデザインもいいなと思いました。
下のモデルはエントリーモデルで1万円ほど安い。店員さんには値段が高い方を推奨されましたが、試着してみた感想は、私には特に違いがわかりませんでした(笑)
どちらの靴も、12年も履いていた登山靴と比べると、足首部分のカバー力が特にすごくてびっくり。登山靴の足首カバー力って、こんなにしっかりしてるのか!と・・・
1万円高いモデルは、1万円分のいいところがあるのでしょうが、12年履いた登山靴と比較してみると、エントリーモデルでもかなりしっかりした登山靴に感じます。というか、違いがわからなかったくらいですし^^;
ということで、SIRIOのエントリーモデルを購入しました。私は靴下2枚履き派なので少し大きめなサイズ25.5cmです。(身長は165cm)
12年ぶりにやっと買った登山靴!
大仕事を終えた感覚でした。
12年使った登山靴と新品の比較
12年も履いた登山靴にはもはや愛着がかなりあって、簡単には捨てられません。
そこで、記念に写真に納めました。登山靴を10年以上使うとこうなります。
全体的に汚いのはもちろんですが、足首の部分のヨレヨレ具合がすごくてびっくり!
ソールに小さな穴が沢山。危険信号がありました。皮の部分はとっくに破れています^^;
新しい登山靴の足首のホールド感がしっかりしすぎていて感動!
ソールは7年前くらいに一度張り替えてはいますが、だいぶ削れてました。
よーくみると、ソールに亀裂が入ってましたので、危なかった・・・
試し歩きした感想
SIRIOの登山靴で、近所を少し徘徊。坂道、階段も歩いてきました。
普通に歩きやすいですが、足首ががっちりしすぎてただただ驚きでした。
そういえば、12年前に初めて登山靴を買った時も、この足首のがっちりした感じにびっくりして、登りでは足首を緩めて歩いていたことを思い出します。登りは足首周りには紐を通さないで登り、くだりでは上までしっかり紐を通してました。
いつの間にか、ずっと紐を足首上までしっかり通して登るようになっていたのですが、何年もたって柔らかくなったせいだったんですね。
この硬い足首ですが、くだりの斜面ではやはり安心感がありました。下りが苦手な私にはぴったりです。
まとめ
以上、新しく買ったSIRIO(シリオ)の登山靴レビューでした!購入に迷っている方へ、参考になりましたら幸いです。