北海道に来て3ヶ月目、やっと本格的な登山に行ってきました!
最初は十勝岳に登ろうと思っていたのですが、往復のコースタイムが7時間〜と少しハードそうに感じたので、ロープウェーが使える旭岳にしました。
ロープウェーを使って往復4〜5時間くらい。コースタイムが短いということと、森林限界からの登山スタートとなり、つまらない樹林帯歩きがないのがとても魅力です。
コースマップとスケジュール
コースマップ
ロプウェー山頂駅「姿見駅」から散策路を通過してゴツゴツとした一本道の登山道を歩いて山頂へ。
見晴らしはとてもよく、多くの登山客が歩いているので道迷いの心配はほとんど無いと思いました。が、山頂直下にあるニセ金庫岩あたりで昔は道迷い遭難があったと、近くを歩いている人が言ってました。
スケジュール
私の移動手段は公共交通機関のみ。なので、ロープウェー駅まで車で40分ほどの美瑛町に滞在してますが、うまく日帰りできるバスなどが無かったので、ロープウェー駅付近の宿に前泊しました。
- 1日目:バスを乗り継いで旭岳温泉入口まで → 温泉宿泊
- 2日目:温泉宿 → 旭岳ロープウェー → 7:00姿見駅 → 10:30山頂 → 14:00 姿見駅 → 日帰り温泉 → バスを乗り継いで帰宅
登山の前泊といえば車中泊か登山口や道の駅でテント泊が当たり前だったので、温泉宿に泊まるなんてセレブになった気分(笑)
車がないと、登山はなかなか大変です!
でも、温泉に入って清潔なシーツとふかふかの布団でぐっすり眠ると、翌日は万全の体力で登山できたのでとっても良かったです。
服装
9月半ばでしたがけっこう寒く、フリース・薄手のダウン、100円ショップで買った手袋が活躍しました。北アルプスの10月くらいな感じです。
北海道の2000m級の山は、9月後半ではもう積雪の可能性があるそうです。
宿泊した宿
旭岳温泉街には多くの温泉宿があります。
私は自炊ができる素泊まり温泉宿「K’s House」に泊まりました。GoTo割引を使って1泊4000円ほど。楽天トラベルで予約・決済したので、全て楽天ポイントで支払いをして実質無料で泊まりました♪
この宿にはレストランが無く、付近にもコンビニやレストランはないので、ここに宿泊する場合は自炊必須。
キッチンは共同キッチンになります。とても広くて綺麗で、料理しやすかったです。調味料や食器も用意されていました。
5組まで使えるようになっていました。
また、朝食時にはパン・ジャム、ドリップコーヒー・紅茶が朝5時からサービスでありました!
温泉は露天風呂もあり気持ち良かったです。そして何よりも、翌日チェックアウトしてからも、その日中であれば日帰り入浴は無料というのがとっても嬉しかったです。登山後の日帰り入浴は、もちろんこの宿で入りました♪
館内ではフリーWifiが利用できるので、ワーケーションもできます。
楽天トラベル:旭岳温泉ホステル ケイズハウス北海道の予約ページはこちら
登山日記
1日目
金曜日に天気予報をチェックして、週末晴れを確認してから宿を予約。土曜日にバスを乗り継いで旭岳温泉入口へ。
天気予報では「晴れ」なのに、ずっと曇りで旭岳も見えません・・・
せっかく宿に泊まってまでして来たのだから、絶対晴れてほしいと何度も何度も天気予報をチェックしてしまう。
予約していた宿にチェックインして、とりあえず久しぶりの温泉を楽しむ。客は私以外にもう1人いるだけで空いてました。
温泉で温まった後は、共同キッチンでさっそく夜ご飯作り。といっても、初めての共同キッチンで勝手がわからなかったので、ささっと簡単にできるものだけ。
他には年配女性グループがいて、慣れてるらしくて手際よく豪華な料理を作っていてちょっと羨ましかったです。
こういうゲストハウスみたいなところは若い人が多いのかなと思いましたが、時期的なこともあるかとは思いますが中高年がほとんどでした。
ご飯を食べるスペースはとても広く、窓も大きく開放感はたっぷり。お客さんも少なく静かだったので、のんびり寛げました。
2日目
朝目覚めると、すごい朝焼け!
晴れたか!! と思ったのもつかの間、、すぐに曇ってきて青空はなし。
がっかりしながらも、そのうち晴れるかもしれないと思い、キッチンへ行ってパンとコーヒーのサービスを享受してきます。
無料のパンだからどうせボソボソして美味しくないんだろうなと全く期待しないで貰ったのですが、モチモチしていて美味しかったです。もう一枚貰おうか迷ったくらい。
コーヒーも、インスタントではなくちゃんとドリップしてくれたものです!嬉しい!
昨日同じ時間に夜ご飯を作ってた年配女性グループもいて、朝ごはんも豪華なものを作っていて、また羨ましくなりました。
宿から20分ほど歩いてロープウェー駅へ。
かなり寒くて、フリースの上に薄いダウンまで着ました。ニット帽を持ってなかったので心配になりここで購入。
ロープウェーには7:00頃乗りましたが、混雑はしていなく、チケットを買ったらそのまますぐに乗れました。
山頂駅に到着すると、さらにヒヤッとする空気。
晴れてはいませんが視界は良好で、山頂まで見渡せるし下を見ると雲海が広がっていて絶望的ではありません。
山頂駅でトイレを済ませて出発。
すでに森林限界を越える高さに来ていて見晴らしは最高です!つまらない樹林帯歩きがないのはさらに最高!
歩き始めて15分くらいで旭岳と池の風景が美しい場所に到着しました。この景色を見るだけでも十分なくらい綺麗。快晴の日に来たらもっと綺麗だろうなあと思いながら、登山を続けます。
同じくらいのペースで歩いているグループのリーダーみたいな人が、メンバーに色々とこの山の解説をしながら歩いていたので、私はこっそりその解説をありがたく聴きながら歩いてました。
登山道はしっかりと整備されていますが、ズリッと滑りやすい砂と砂利道。徐々に斜度がきつくなるにつれ、登りはいいけど下りは怖そうだなあと思いながら登りました。(予想通り下りはかなり苦労しました)
休憩を繰り返しながら、全然晴れない空を眺めては、何度も何度もネットで天気予報をチェックしながら登ります(笑
午後には晴れるという予想になっていて、もう昨日も今朝も天気予報が外れたのでどうせ今日はもうダメだろうとわかってはいつつ、でも諦めきれず、とにかくゆっくり登って晴れるのを待つことに。
10:30頃登頂!
頂上からは、黒岳方面への雄大な縦走路が広がっていて、とても気持ちのいい縦走ができそうです。
今回、黒岳まで縦走しようかなと思っていたのですが、地元に人に聞いてみると、9月はもう積雪の心配があるとのことだったので、あまり人が歩いていない縦走路を1人で歩くのはちょっと怖いなと旭岳だけにしていました。また、とても緩やかで広いので、少しでも視界不良になると簡単に道に迷ってしまいそうな感じもしました。なので、来年8月の天気がいい日にぜひチャレンジしたいです。
頂上では、持っている防寒着を全て着込むとちょうどいい感じになり長居できました。
ランチを食べながらのんびりしていると、なんと、太陽の光が!
少しの間でしたが、晴れ間の山頂を楽しむことができたので思いは成仏。心残りはなく下山できました。
12時頃から下山を始めましたが、一気に人が増えはじめ、登ってくる人とのすれ違い待ちが発生することも。
さらに、ズリッと滑りやすい砂利道なので怖くてなかなか下山には手こずり心が疲れました^^;
ロープウェー山頂駅付近に戻ってくると、登山はしない観光客も一気に増えてました。
噴火口といくつかある綺麗な池を見学して下山。
ロープウェー駅で何か食べようかなと思ったのですが、広い社食みたいなレストランは営業はしていましたが客は誰もいなく、なんとなくそそられなかったのでスルー。
宿泊していた宿の温泉に浸かり、バスで旭川空港へ。
旭川空港のレストランは美味しそう&綺麗だったので、ここで食べようと楽しみにしていたのに、時短営業で私が到着したと同時に閉店・・・
WEBでは20時まで営業と書いてありましたが、今はコロナのためか19時で閉店だそうです・・・
この後、自宅までのバスの時間まで約1.5時間、他にレストランはなかったので、残念ながらコンビニでのカップ麺がこの日の締めくくりとなりました。
登山後の日帰り温泉
旭岳ロープウェー駅付近の日帰り温泉一覧
私は一番下のK’s Houseというところに泊まったので、チェックアウト後でも無料で入浴させてもらえました♪
楽天トラベル:旭岳温泉ホステル ケイズハウス北海道の予約ページはこちら