テント泊初心者の方や、テント泊登山をしたいけど体力にちょっと自信がない方向けに、
アルプスの雄大な風景を楽しめるけど、登山口からテント場までの歩行時間が2時間以内で行けるという、魅力的なテント場をご紹介します。
豪華な食材を沢山持ち込んで宴会をしたい時、楽して見晴らしの良いところにテント泊したい時にもぜひおすすめです。
ちなみに、このような楽に到着できるテント場では盗難が発生しやすいので、テントをデポして登山する場合は、鍵をかけておくことをおすすめします。
南アルプス 仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳
徒歩10分で到着するテント場 北沢峠(標高2,032m)
南アルプス・仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳の中間にあるテント場 北沢峠。
ここは、バスから降りて歩いて10分ほどのところにテント場があり、水も豊富!
よし!テント泊登山をするからしっかり体力つけていかなければ!という意気込みは特に必要なく、気軽にテント泊登山が楽しめます。
ここをベースキャンプとして、仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳を日帰りで登るパターンが一番多いのではないでしょうか。
登山口までのアクセス方法
- 山梨県側:JR甲府駅からバスで約2時間半
- 長野県側:伊那市仙流荘からバスで約1時間
南アルプス仙丈ヶ岳(ルート中からの眺め)
南アルプス甲斐駒ケ岳(下山中の眺め)
北アルプス 立山
徒歩1時間(ほぼ下り)で到着するテント場 雷鳥沢キャンプ場(標高2,400m)
登山口となる室堂から1時間ほど歩きますが、ほぼ下りなのでかなり楽です。
そして、この広大な景色の中でのキャンプ!
ここをベースキャンプとして立山を登ってきましたが、また行くとしたら、私は山には登らずに、このテント場でひたすらお酒飲んでると思いますw
温泉もあるので、何泊でもできそうですね。
テントを置いたまま、空身で登ってみると、さらに広大な景色が!
東京からだと、扇沢からアクセスしたくなりますが、乗り継ぎが4つもあり、狭い車内にテント泊装備を持ち込みポジションを確保するのが大変なので、富山県側からの方が楽です。
登山口までのアクセス方法
- 富山県側:JR富山駅からバスで約2時間半
- 長野県側:扇沢からバスやケーブルカーなど4つも乗り継ぎ約1時間
北アルプス 西穂高岳
徒歩1時間半で到着するテント場 西穂山荘(標高2,367m)
冬の写真しかなかったので、季節外れで失礼いたします。
ロープウェーから降りて、最初は緩やかな道を、途中半分は急斜面をヒイヒイ言いながら登ります。
1時間半の登りは結構辛いですが、でも、たったの1時間半で見晴らしのいいアルプスの稜線上にテントを張れるなんて、とっても魅力的!
登山口までのアクセス方法
- 新穂高ロープウェイで約13分
中央アルプス 木曽駒ケ岳
徒歩2時間で到着するテント場 駒ケ岳頂上山荘(標高2,870m)
ロープウェイを降りてから、徒歩約2時間。ちょっとキツめの登りですが、とっても見晴らしがいい素敵な場所です。
ロープウェイ付近は、登山をしない観光客も沢山いて混雑してますが、登り続けると徐々に人が減っていきます。
中央アルプスの稜線
私が行った時は、このバスが混雑していてなかなか乗れなく、待ちすぎて疲労しました。
登山口までのアクセス方法
- 菅の平バス停からバスとロープウェイで約45分
盗難には注意!
このように、比較的楽に到着できるテント場では、悲しい事実ですが、盗難の話をちらほら耳にします。
テント場に荷物をデポして周辺の山を登っている最中に盗まれています。
テント内の小物をいくつかではなく、なんと、テント丸ごととテント内にデポした荷物全てという事件も!
おそらく、ネットでの転売目的。
盗まれたと聞くアイテムは、新しくて人気ブランドのものが狙われやすい印象です。なので、デポするようなものは、古くて人気のない、ちょっとダサめなものがいいのかなと個人的には思います。
あとは、気休めにしかならないかもしれませんが、鍵をかけておくということでしょうか。かけないよりは絶対にいいはず。
まとめ
初めてのテント泊登山や、ちょっと楽をしたい時の計画に、ぜひおすすめです。テントの鍵もお忘れなく!