初ネパールで衝撃だったこと3つと、ネパールが大好きな理由

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ネパール モンラ

はじめてネパールへ行った時は、もちろんヒマラヤトレッキング目的!

ウキウキして行ったのに、ネパールへ到着した瞬間に日本へ帰りたくなりました。

でも、今となっては、どうやって長期休暇を獲得してネパールへ行こうかと日々考えているというほど、ネパールが大好きです。

そこで本記事では、途上国への旅行慣れをしていないけどネパールヒマラヤトレッキングを考えている方向けに、

途上国旅行慣れしていなかった私が感じた、ネパールの第一印象と、その後ネパールに魅了されてしまったネパールの魅力についてご紹介したいと思います。

私のこれまでの海外経験

はじめてネパールへ行く前の私は、途上国への旅行といえば、日本でパッケージされているビーチリゾートプランのみ。

現地の実際の姿を目の当たりにすることはほとんどありませんでした。

そんなわけで、ネパールへトレッキングへ行こうと思った時は、過去のビーチリゾート旅行へ行った時くらいのノリで出発しました。

もちろん、ビーチリゾートはだいたい日本語が通じましたので、英語が必要だということも認識していません・・・

ネパールへ到着して驚いたこと

英語が必要だということには、日本を出てから気づいたのですが(笑)、そして、ネパールではどの言語が公用語なのかということも知らずに出発したため、飛行機の中で焦りまくりましたが、幸い英語が通じるエリアで助かりました。

英語は話せませんが、全く馴染みのない現地語よりかはまだ安心・・・

ハロー とか、エクスキューズミー とか、アイム ハングリー くらいは言えますからね・・・

言葉の不安とちょっとした安堵感を抱えながらネパールの首都カトマンズへ到着し、観光客が集まるタメル地区へタクシーで向かったのですが、タクシーの窓から見えるカトマンズの風景、タメル地区のカオスに、とにかく、とにかく、目が点になりました。

大気汚染

日本に住んでいると、東京の空気は悪い とか言われますし、私自身も東京に住んでいて、排気ガスとかきっと凄いんだろうな、体には決してよくないんだろうな とは思いつつも、

私は山が好きだけど、都会生活も好きなので、ずっと東京に住み続けています。

そんな日本では空気が汚いと言われている東京から、ネパール・カトマンズへ行くと、

肉眼ではっきり見える大気汚染に衝撃というか、ここで1夜を明かすことも無理だ と思うほど、驚きました。

砂埃と中古車の排気ガスで、現地で暮らす方には申し訳ありませんが、人が暮らす場所とは思えませんでした。

そして、ネパールから東京へ戻ると、なんて空気が綺麗なんだ!と感動します。

ホテルが不衛生

全く意識したことがなかった清潔レベル。

地球の歩き方を見て、そこに掲載されているホテルへネットで予約して宿泊したのですが、

写真とはかけ離れた部屋に、清潔ではない状況に、ただただ、唖然としました。

もちろん、価格は激安なので文句は言えません。

私は、なんて安いんだろう!!! と、価格が安いということと、写真が綺麗だったので、宿泊予約をしてしまいました。

 

日本のホテルであれば、どんなに安くても不衛生なんてことはまずないですよね。

ネパールで清潔を求めるには、やはりそれなりにお金を払わないと享受できません。

のんびり歩くことが困難

これは、首都カトマンズにおいてですが、

狭い道路に、歩行者、排気ガス大量の中古車・バイク、人力車などが、カオスな状態で入り混じっています。

無の心で歩くのは非常に困難です。

ぼーっとしてると、車に引かれてしまうようなところ。

常に、車とバイクの動きに注意を払って歩かなければなりません。

交差点を渡る時は、信号がないので、遠慮しているといつまでたっても渡れません。かといって、常に車とバイクが乱走している交差点を堂々と渡る勇気も出ません。

ということで、交差点を渡る時は、私は現地ネパール人の斜め後ろポジションをしっかり確保して渡っています。



でも、ネパールが好きな理由

ネパールの負の面をつらつら書きましたが、私はネパールの虜になってしまってますので、そんなネパールの何がいいのか ということをあげていきます。

目が輝いている

ここは人が住むところなのか!と驚いたカトマンズ。私はこの世の終わりかと思うほど、ここは刑務所かと思うほど辛かったのですが、

ふと周りを見渡してみると、現地のネパール人の明るさにかなり驚きました。

みんなニコニコしていて、目がキラキラしています。

エネルギーに満ち溢れている。

キャッチセールスはもちろんされますが、必死に生きていこうとする姿に感銘を受けました。

日本では見たことのない風景。

目が輝いている人なんて、日本で見ません!

だいたいみんな、疲れた表情をしていて、それが当たり前にすら思っていました。

周りのみんながニコニコしているって、なんて素敵な世界なのでしょう!

騙されない

ネパールの隣国インドでは、騙されるぼったくられるが当たり前らしいですが、ネパールはほとんどそのような心配がありません。

私は5回ネパールへトレッキング旅行をして、騙された経験は一度もありません。

ただし、小さなボッタクリは日常茶飯事ではありますが^^;(500円と約束していたのが600円になる程度です)

シェルパ族の素朴さと心意気が好き

エベレストがあるネパール・クーンブ地域に住んでいるシェルパ族。

ヒマラヤトレッキングではガイドや荷物を持ってくれるポーターはだいたいシェルパ族。

日本人と顔つきがそっくりで、シャイで奥ゆかしい性格も日本人とそっくり。

シェルパ族だらかみんながいい人とは限りませんが、私が出会ったシェルパ族の方は、みーんな素朴で、常に私の安全を考えてくれ、とても親切な方たちばかりでした。

そして、費用の請求もいつも控え目な金額でした。

商売熱心

とりあず会社へ行けばお給料がもらえるというぬるま湯に浸かっていた自分には、とてもいいクスリでした。

自分自身でお金を稼ぐことを真剣に考えなければ収入を得られないネパールの状況に、自分はなんて恵まれた社会で生きているのだろうと思ったと同時に、このままではヤバイんじゃないかとも悟らされました。

必死に稼ごうとしている姿とエネルギーは、日本でぬるま湯に浸かっている自分のエネルギー量とは全然違うと肌で感じました。

きっとこのままだと、数年後には彼らに経済状態では抜かされているんじゃないかと思いました。

稼ぐということに対して、彼らは真剣です。そして、英語が話せるのは当たり前。

英語が話せない、自分自身の力で稼ぐことができない私(会社依存)は、ネパール人を見て、これからの職業生活について見直すとても素晴らしい機会に恵まれました。

世界一のトレッキング大国

大気汚染が深刻なネパールですが、有名なトレッキングエリアは全く問題なしです。

なので、首都カトマンズでの滞在日数をできるだけ少なくして、さっさとトレッキングエリアへ入ってしまうのがベスト。

そして、私は他国でのトレッキング経験はありませんが、全くの初心者から楽しめるように整備されているヒマラヤトレッキングは、とても素晴らしいと思っています。

日本で登山を始めようとすると、まず第一の壁になるのは、高価な登山道具を揃えることと、登山をサポートしてくれるガイドサービスがとても高価なことではないでしょうか。

ネパールでは、道具は全て格安でレンタルできますし、プライベートガイドや荷物を持ってくれるサービスも充実しています。

例えば、寝袋のレンタル料金の相場は、100円/1日です。

また、トレッキングルートには、宿泊できる個室ロッジが充実していますので、重たいテント泊装備で歩くという負担も、大部屋宿泊で消耗するという心配もありません。

心配な衛生面ですが、トレッキングルートにあるロッジで衛生面が気になることは一度もありませんでした。逆に、こんなに綺麗で、絶景が個室から眺められるのに、200円でいいんですか!!!! という衝撃を受けました。

個室ロッジの宿泊料金の相場は、200円/1泊 です。

ということで、ネパールは登山経験がなくても、8000m級の山々を眺めながらの壮大なトレッキングを楽しめるという、とっても魅了的な国なんです。

ネパール ヒマラヤ ロッジ
ヒマラヤトレッキングで宿泊する個室ロッジ

6000m級のテクニカル登山にもチャレンジできる

メラピーク

アイゼン・ピッケル・ロープワークを使って登る雪山は、事前に多くのトレーニングを積み、勉強をして、やっと登れる世界と私は思っていたのですが、

ネパールでは、6000m級の雪山は、素人でも登れるようにお膳立てされています。

ガイド・ポーターサービスにはじまり、テントも設置されていますし、食事も用意してくれますし、危険箇所はフィックスロープが設置されていますので、自分自身は有り余る情熱と体力とお金を握りしめて行けば6000mの雪山を目指すことができます。

日本の冬山は、重たい荷物との格闘がありますが、それがないということに私はかなりの衝撃を受けました。

※事前にロープワーク、雪山経験、アイゼン・ピッケルワークを習得しておいた方がいいことに間違いありませんが、知らなくても事前に講習をしてくれて、ガイドが導いてくれるという環境があることは素晴らしいと思いました。

ネパール・ヒマラヤは素晴らしい!

ネパールは、日本と比べると衛生面で辛い思いをする環境ですが、滞在期間中は、毎日、目がキラキラ輝いている底抜けに明るいネパール人に囲まれ、世界一のヒマラヤの絶景を登山初心者でも堪能できてしまいます。

私はそんなネパールの魅力にすっかり魅了され、大好きで大好きで、早くまたネパールへ行きたいと日々妄想しています。

ヒマラヤ山脈
飛行機から見たヒマラヤ山脈