ネパールトレッキング中の食事事情

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モモ

ネパール ヒマラヤトレッキングは、個室のロッジに宿泊しながら歩くスタイル。

標高が低いところでは、徒歩15分おきくらいに軽食・お茶が提供される茶店があり、標高5000m付近では、徒歩3時間おきくらいに食事・宿泊可能なロッジがありました。

どんな料理があるのだろう、ネパール料理しかなかったら食べられないかもと、私は最初不安になりましたが、ネパール料理は少なく、洋風料理が多かったです。

本記事では、2017年から5回ネパールへトレッキングに行ってきた、ネパールに熱中中の私が、トレッキング中に食べた料理をご紹介いたします。

ネパールトレッキングエリアの食事事情

ネパールのトレッキングエリアは、ほとんどが国立公園内にあり、ロッジで提供される料理のメニューや価格はどこもだいたい同じなので、きっと管理されているのかなと思います。

メニューは、ピザ・パスタ、サンドイッチなどの洋風料理、モモ、シェルパシチュー、ダルバートなどのネパール料理、その他、卵料理やジャガイモ料理などが定番で、たまにフルーツ缶や、りんごがあるロッジもありました。

価格はだいたい、500円〜1000円ほどで、量はかなり多め。普通体型の日本人にはちょっと食べきれない量が出されるので、注文時にあらかじめ、少なめにとお願いしますが、かなり多めに出されて食べきれません。

2人以上で行く場合は、シェアがおすすめ!

私はひとりだったので、持ち帰り可能なものはビニール袋に入れて、時間をおいて食べたりしてました。

味は、そのロッジのシェフ次第で、かなりの差がありました。

1品頼んでみてマズかったら、他の料理を頼んでもマズイので、その場合は料理の腕に左右されない、ゆで卵やゆでジャガイモ、シリアルを注文するようにしてましたw

それでは、写真とともにトレッキング中に食べた料理をご紹介します。

ネパール料理

ダルバート

ダルバート

ネパール料理といえばダルバート!

私はカレーが苦手なので、このダルバートはてっきりカレーと勘違いしていてなかなか注文していなかったのですが、ある時、ダルバートしかないというところに宿泊したので、選択肢なく初ダルバートを体験。

味付けはカレーではなく、素朴で優しい塩系の味付けがされていて、とっても美味しくてびっくりしました。

ガイドブックに掲載されているカトマンズのレストランでのダルバートとは豪華さが違いますが、きっとこれがネパール人が普段から食べているダルバートなのかなと勝手に思っています。

どこのロッジでも、ダルバートは安く、ご飯はおかわりし放題なので、節約したいけど沢山食べたい方にはぴったりなメニュー。

ただし、この後、他のロッジで何度かダルバートを食べましたが、美味しいところとマズイところの差がとても激しかったです。そして、マズイことの方が多いので、だんだんと、ダルバートは注文しなくなりました・・・。

モモ

モモ

日本の餃子と見た目がそっくりなモモ。ベジモモ、ミートモモ、ツナモモ、チーズモモなどなど、いろんなバリエーションがあります。

私はよくベジモモを注文していました。

このモモも、初めて食べたのは日本の餃子のような味付けで、皮はもっちり、めちゃくちゃ美味しくて感動しました。

が、しかし、やはりこちらも、料理人の腕次第で、この初めての体験以来、美味しいモモを食べた記憶がありません・・・。(高山病で胃が元気じゃなかったせいもありますが)

このモモは、カレー味がついていることが多く、ケチャップ・トマトソース系をつけて食べることがほとんど。私は、カレー味は苦手なので、not spicyとオーダーすると、味付けなし、ケチャップをつけて食べるというスタイルに^^; ということで、最近は日本から醤油を持参しています。

どこで食べてもこの量が出されます。きっと、グループで注文されることを想定されている品なのかも。ひとりの私は、半分くらい食べると、ちょっと飽きてしまいます。

シェルパシチュー

シェルパシチュー

シェルパシチューは、日本のシチューとそっくり。沢山の野菜とマカロニ、ロッジによってはじっくり煮込んだお肉が入っていました。これは高山病で胃が元気じゃない時にはとても食べやすくて、よく注文していました。

味は、美味しいか味がないか、のどちらかだったので、日本から持参した味の素をふりかけると食べやすかったです。

チョウメン

チョウメン

多分、チョウメンだと思うのですが・・・ 料理が上手なお母さんのロッジで食べたので、とっても美味しかったです。

味は、甘しょっぱい味付け。

料理名不明な料理

ネパール 料理

ジャガイモと卵、野菜の炒めもの。味付けは甘しょっぱく、とても美味しかったのですが、私が高山病でダウンしていて、あまり食べられませんでした。

ちなみに、あまり食欲がないから少なめにお願いといって注文したのですが、この量が出てきました。言葉が通じてなかったかもしれません。

お粥

お粥

日本から持参したふりかけと相性はバッチリ!高度が辛くなってきた時にぜひお試しを!

ネパールのインスタント麺

ネパール 料理

塩系の味付けがされているネパールのインスタント麺。普通に美味しい。

写真にある緑の野菜がつくことが多く、この緑の野菜が入っていると、さらに美味しい。魔法の野菜です。



洋風料理

パスタ

スパゲティ

だいたいどこでも普通に美味しかったですが、料理が下手なロッジでは、茹ですぎの麺で味はゴムのよう、とても食べられない時がありました。

マカロニチーズ

これはマカロニチーズ。とっても美味しかった!けど、量が多すぎて半分ほどしか食べられませんでした。

ピザ

ピザ

インスタ映えしそうなピザが、なんとネパールの山奥で食べられました!味は、山奥とは思えない、どこかお洒落で高級なイタリアンレストランではないかと思うほど、繊細で美味しく、かなり驚きでした。

料金は忘れてしまいましたが、他のロッジとほとんど変わらなかったので、多分800円くらいだったかと。

このロッジのピザはダントツでしたが、他のロッジでも普通に美味しかったです。野菜とツナやチーズが沢山トッピングされるので、栄養面もこれ一品でバッチリなため、私はよく注文していました。

ローストチキン

これは、アンナプルナエリアの標高2000mくらいのところで食べました。

この時、トレッキング街道では肉食は避ける という鉄則を知らなかったので、肉を欲していた私は躊躇なく注文してがっつきました。もう、とても美味しくて、そしてお腹は壊すことなく無事に帰ってこれてラッキーでした。

朝食

朝食は、標高が低いところでは、このようなモーニングセットがあり、美味しかったです。コーヒーはインスタントコーヒーしかないので、コーヒー好きにはちょっと辛いかも。

どうしても美味しいコーヒーが飲みたい場合は、持参するしかないです。(ナムチェバザールでは、美味しいコーヒーが飲めます)

標高が上がっても、サンドイッチはよくメニューにありました。

シリアル

シリアルは、かなり充実していて、無糖のミューズリーもだいたいどこのロッジでもありました。

写真のようにふんだんにフルーツをトッピングしてくれるのは、標高が低いエリアのみで、標高が上がると、シリアルと粉ミルクでといたお湯だけのことがほとんど。

パンケーキ

こちらは、アップルパンケーキ。りんごのほんのりした甘さと水分で食べやすかったです。



その他

茹でジャガイモ&茹で卵

ゆで卵はだいたいどこでも2個出てきますが、ジャガイモはびっくりするほどの量が出されて、絶対に食べきれません・・・袋にいくつかとっておき、あとで食べたりしましたが、それでも食べきれませんでした。

オムレツ

オムレツ

オムレツは、たっぷりの油に卵を浮かせて作るようで、油分が凄いです。私にはこの油分がちょっと辛いので、卵はゆで卵を注文するように心がけています。

カトマンズのレストランでは、日本で食べるようなオムレツが出てくるので、山岳地帯特有の料理方法なのかもしれません。

ジャガイモと卵の料理

これ、料理名はありませんでしたが、サツマイモのような甘いジャガイモと卵で作った素朴な料理。すごく美味しかったです。

クーンブ地域のジャガイモは美味しいね!と、ガイドに言ってみたら、クーンブのジャガイモはお腹を壊しやすいからあまり沢山食べない方がいいと言われました。

ジャガイモと卵、チーズと野菜

フルーツ缶

これは、高山病&風邪で全く食欲がない時の神メニュー! 標高5,000m近くのところで食べました。温めてももらえます。

驚きの料理

サンドイッチ!?

具沢山すぎるピザ

なんか寂しいダルバート

トレッキング中は注意したい食材

トレッキングエリア、特にエベレスト方面は、肉は避けた方が無難です。

冷蔵庫がないという事情を考えると、肉は避けた方がいいということが簡単に想像できそうですが、私は想像できなくて、身をもって失敗し、予定していたトレッキングコースは歩けませんでした。

トレッキング中のタンパク質は、卵・チーズ・ツナ・豆 が中心になりますので、トレッキング前に、沢山お肉を食べておきましょう!

まとめ

ネパールでのトレッキングは、現地料理だけではなく洋風料理もあり、価格も500円〜1000円ほどとリーズナブル!

味はロッジのシェフ次第、運まかせですが、毎日現地料理とはならないので安心です。

日本からは、醤油・味の素・味噌・梅・ふりかけなどを持参すると、さらに食べやすくなりおすすめです。