長期登山時の電源確保のために、suaokiの携帯ソーラーパネルを購入しました。
大容量のモバイルバッテリーとソーラーパネルで、荷物は重たくなってしまうのですが、
無限に充電できるアイテムを持っていると、GoProでの撮影も思いきりできますし、安心してスマホでキンドル本を読むことができます。
長期登山に何冊もの本を持ち込むよりも、ソーラーパネルとiphoneキンドルの組み合わせの方がはるかに軽い!
実際に山で使う前に、さっそくテストをしましたので、携帯ソーラーパネルの実力をご紹介します。
長期登山用にソーラーパネルが欲しい理由
電源確保が難しい長期山行でも、GoProで動画と写真撮影を積極的にしたいということと、iphoneキンドルアプリで読書をしたい というのが最大の理由になります。
GoProは HERO7Blackを使用するので、バッテリー1個につき動画は50分程度。バッテリーは5個持っているので、最大4時間ほど撮影可能です。なので、2~3日電源なしでも十分に耐えられそうなのですが、低温の場合はあっという間にバッテリーを消耗してしまうので、安心できません。
ちなみに、GoPro純正バッテリーだと低温に強いですが、模倣品バッテリーは低温の場合は全然使えませんでした。テストした結果は下記記事をご覧ください。
そして、リアルな本、コンパクトな文庫本だと1冊約180g。10冊持っていくと、1.8kg。
iphoneキンドルに入れておけば、10冊の本を入れていても、iphoneの重さ約150g。そして、電源としてモバイルバッテリー180gとソーラーパネル350g合わせて、680g。
半分以下の重量で済みます。
ソーラーパネル付モバイルバッテリーとの比較
携帯ソーラーパネルとして、suaokiソーラーパネル・出力電力14Wを購入しました。色々な携帯ソーラーパネルを比較検討した結果、値段&重さ&体積で一番コスパ良いと思ったのが、suaokiソーラーチャージャーです。
「14W」がポイント。W数が高いほど沢山の太陽エネルギーを吸収できます。そして、w数が高いほど重たくなります。スマホ充電とカメラバッテリーの充電を目的とした場合、14w前後が最適だといわれています。なので、積極的な充電確保のためのソーラーパネルは、14Wが必須。
このsuaokiソーラーパネル14Wは350gと比較的軽いのですが、蓄電できないので、電力を貯めておきたい場合は別途モバイルバッテリーが必要になります。
私は、モバイルバッテリーとしてAnkerの10,000mAhを購入しました。
suaokiソーラーパネル350g、Ankerの10,000mAhモバイルバッテリー180g、計530g。
ソーラーパネル付モバイルバッテリーも販売されていますが、ソーラーパネルは保険のようなもので積極的なものではないということと、パネルがたくさんついているものもありますが、重量が400g以上となる上に、出力電力のW数が7W以下のため、積極的な電源確保には不向きだと思いました。
また、日帰り登山や、飛行機・電車移動中はモバイルバッテリーだけ持ち歩きたいという思いもあり、ソーラーパネルとモバイルバッテリーは一体化していないものの方が自分にぴったりでした。
suaokiソーラーパネルのテスト結果
2月後半の快晴の日14:15~15:00、直射日光が当たる窓に設置してテストしました。
suaokiソーラーパネルに、充電70%のiphone6sを接続。
45分後に満充電されました!
快晴の日の直射日光(窓ガラス越し)では、45分でiphone6sが30%充電される という結果です。
計算上では、2時間半でiphone6sが満充電されるということになります。
緯度が低く標高が高い場所&窓ガラスなしの直射日光であれば太陽エネルギーが強いので、さらに短時間で満充電となることが期待できそうです。
※最初に接続した時は、エラー表示がでましたが、問題なく充電されました
天気に左右されてはしまいますが、このパワーであれば、電源をそこまで気にせずにGoPro撮影とiphoneキンドルでの読書が楽しめそうです。
40Lのバックパックに取り付けたら、ちょうどよい感じ。
Ankerモバイルバッテリーのレビュー
ソーラーパネルで取り込む太陽エネルギーを蓄積するために購入したAnkerのモバイルバッテリーですが、10,000mAhで180g、手のひらサイズのコンパクトさ、これが一番だと思いました。
iphone6sを50%充電してみたところ、4つあるランプが4つ点灯のままです。
20,000mAhで200gで2000円ほどという無名メーカーのモバイルバッテリーも出回っていますが、じっくりレビューを読み込むと、10,000mAhもないという事実が浮かび上がりました。
安物買いの銭失いにならないためにも、信頼できるAnkerのモバイルバッテリーが安心。
20,000mAhのAnkerととても迷いましたが、重量360gと重さは2倍、満充電までの時間も2倍となるので、軽くしてこまめに蓄電方式を選び、10,000mAhのタイプにしました。
まとめ
長期山行や、長期間電源の確保が難しい場合、suaokiのソーラーチャージャーはかなりおすすめです!
緯度が低い&標高が高い地域での威力は、今度またレビューしたいと思います。
追記
2019.04
先日のネパール登山で、約20日間使用してきました。
電源が全然確保できない地域だったので、こちらのソーラーパネルがかなり重宝しました!
1日に2時間くらいソーラーチャージしていたのですが、毎日モバイルバッテリーは満タンです。
バッテリーを使用した機器は、iphone(GPS、キンドル)、Gopro(写真・動画(1日20分ほど))。
と、快適な充電ライフを送っていたのですが、
旅の後半、ソーラーパネルを持ってきていなかった他のトレッカーに貸したら、壊れて戻ってきたため、その後は悲惨でした。
バックパックに着けて歩いていたので、きっと休憩時に勢いよく地面にバックパックを置いていたんじゃないかと想像してます。
壊れたのはUSB接続のところ。
ここの造りがもともと貧弱なのかもしれませんが、バックパックに着けて歩くときは、休憩時にバックパックをそっと置くようにお気をつけください。
そして、電源がない地域では、他人には貸さないほうがよいですね・・・
2019.08
再び、海外遠征のために同じソーラーパネルを購入しましたw
他のソーラーパネルも検討したのですが、重量・スペック・価格を総合すると、このsuaokiソーラーチャージャーに勝るものが見つかりません!
さっそくテストがてら、先日の北岳登山でバックパックに付けて使用しましたが、問題なくチャージされましたし、壊れる心配もありませんでした。
やはり、強度の問題は特に心配なく、ネパールで壊れてしまったのは、貸した人の扱いが悪かったのだろうとしか思えません・・・ ということで、今度の遠征では、ぜったに他人には貸しません!