日本人として、日本一高い山の富士山には一度登ってみたいと憧れつつ、混雑が恐ろしくてなかなか重たい腰があがりませんでした。
が、残雪期に行けば空いているということを山スキーヤーから教えてもらい、さっそく登ってきました。
確かに、ほとんど人はいなく、ずっと自分のペースで静かに登ることができ、大満足!
下山はお尻で滑って下山しましたので、あっという間。
空いてるし、お尻滑りで下山できるし、ある程度の登山経験と装備があれば、夏に登るよりもかなり楽なのではと思います。
ただ当然、山小屋はクローズしていて宿泊できないので、日帰りで行ってきたのですが、下山後に高山病になりましたw
高山病は下山すると治るはずのものなので、高山病ではなくただの疲労だとは思うのですが、症状は激しい頭痛と吐き気だったので、高山病だったと思っております。
スケジュール
5月26日:富士スバルライン5合目(6:00) – 富士山山頂(11:00) – 富士スバルライン5合目
服装・装備
冬山登山の服装、ギアは冬山登山靴、アイゼン・ピッケル・ストック。
登りは暑くて、夏用のシャツ1枚で歩き、下りは冬用ゴアテックスのアウターを着ました。
便利小物として、尻セード用にスーパーなどでもらえる袋などがあると便利!
直にお尻滑りをすると、せっかくの高価なパンツの寿命がかなりの速度で縮んでしまいます。一枚、ビニール袋を挟むだけで滑りもよくなりますし、パンツも傷めないのでオススメです。
山行日記
まだ真っ暗な東京を出発して、早朝5時半にはスバルライン5合目駐車場に到着。
これから富士山へ登ろうとしている人と、観光客がちらほらいました。
いつもは遠くから眺めている富士山。
5合目から眺める富士山は、いつも眺めている富士山とは違う山に見えます。全体的に斜度がゆるく、そして低く感じました。
登り始めは雪がなかったので、普通の夏山登山の気分で登ります。お店は全部閉まっていましたが、登山道というよりも商店街じゃないかと思うくらいのお店の多さに驚きながら、ゆっくり夏道を登りました。
商店街を抜けて登り続けると、スキーヤーやボーダーグループが多い。
ついに雪の斜面となり、アイゼン・ピッケルで登ります。
これまで経験した最高峰は3000m。その3000mから数百メートル上がっただけなのに、見える景色の違います!この景色を噛み締めながら登りました。
上を見ながら登ると、特に景色は変わらなく、登っても登っても頂上に近づいている感覚がなく、まるで修行のように感じました。
修行に耐え抜き、なんとか登頂! 憧れの富士山の山頂に!
5月後半ですが、登りではかなり暑くなり、ご覧の通り夏用のTシャツに素手という服装になってました。
頂上でご飯を食べてあと、下山開始。
帰りは、頂上直下の急斜面は歩きましたが、途中からこのような緩やかな斜面になってきたら、お尻で滑って下山しました♪
とても楽♪ 登りは5時間かかりましたが、下りはあっという間。(時間不明)
夏であれば歩いて降りるしかないので、この残雪期は空いてるし、お尻滑りで下山できて楽という、なんだかいいことづくめで得をしたような気分でした。
下山後に立ち寄ったお店
下山後には御殿場にある魚啓によって海鮮丼を食べることを、富士登山と同じくらい楽しみにしていました。
こんなに具沢山で980円です!(おまかせ丼)
富士山登頂後だったので、絶対に美味しいに違いない!とかなり楽しみにしていたのですが、お店に入るちょっと前あたりから、頭痛と吐き気がやってきました。
でも、絶対に食べたかったので、きっとただ疲れているだけ、食べ物を目の前にしたら、食べたら頭痛なんて治る!と思い、入店。
待ちに待った海鮮丼を目の前にしましたが、結局ほとんど食べられず(涙)、元気だった同行者に残りの具だけは食べてもらいました。
今回は体調不良で食べられませんでしたが、このお店で食べるのは2回目。前回はとても美味しくペロリと頂いちゃいましたし、同行者も美味しいと大絶賛していました。
富士登山の帰りには、ぜひオススメなお店です!
この後、東京までの車の中では、ずっと横にならせてもらい、なんとか帰宅完了できました。運転手には申し訳なかったですが、私が唯一の運転手じゃなくてよかった^^;
日帰り弾丸富士登山は、十分にお気をつけください。
高山病に自信がない場合
どうしても高山病に自信がない場合は、予防薬としてダイアモックスを服用するという方法もあります。ダイアモックスの詳細は別の記事に書いていますので、高山病でお悩みの方はよかったらご覧ください。
>>高山病予防の薬ダイアモックスの使用感レビューと価格・入手方法