【山行記録】東京都最高峰 雲取山ソロテント泊登山

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雲取山 頂上

東京都最高峰の雲取山は、東京都にある山で唯一テント泊ができる山。

標高は2017m、危険個所はなく、山小屋もあり、はじめてのテント泊登山には最適な場所!

テント泊できる雲取山荘では、豊富な沢水が無料なので、豪華な食材を担ぎ上げて宴会も可能です。

ルートもいくつか選べ、公共交通機関も利用できるので、車がなくても行けるというところがさらに魅力的!

私は、はじめてのテント泊はもちろん雲取山でしたが、そのあとも、トレーニングとして何度も登っています。今年、久しぶりに2回ほどテント泊で登ってきましたので、本記事はその山行記録です。

スケジュールとアクセス方法

スケジュール

  • 1日目:三峰登山口 – 雲取山荘(テント泊)
  • 2日目:雲取山荘 – 雲取山山頂 – 鴨沢

三峰登山口、雲取山荘、鴨沢、それぞれにトイレがあります。

登山口へのアクセス

  • 三峰登山口:西武秩父駅からバス
  • 鴨沢:JR奥多摩駅からバス

三峰登山口のバスは混雑していて座れませんでした。座りたい場合は、出発の30分くらい前に並んでいると良さそうです。

山行日記

今年、数年ぶりに行ってみると、先日の北岳同様に、トイレがバイオトイレになっていて綺麗で無臭で感動しました。あとは、白岩小屋がcloseされていて荒れ放題だったのはちょっとショックだったり。

混雑具合はそんなに気にならなく、多すぎず少なすぎず、快適に静かに歩ける環境でした。

鴨沢への下山路は、ゆるやかな傾斜が続くので、急斜面の下山が苦手な私にはちょうど良いコース!雲取山→三峰口 への下山は、岩場の急斜面があり、下山が苦手なタイプの方は少々辛いかもしれません。



1日目 三峰登山口 – 雲取山荘(テント泊)

西武秩父駅から三峰登山口行きのバスは、混雑していて座れず・・・1時間ほどですが、登山前にはけっこう辛い。2回目に行ったときも座れなかったので、30分後の2本目に乗りました。

8月は猛暑。暑さが心配でしたが、標高1000mほどあり北側に位置する三峰登山口は、空気が澄んでいて暑さがそんなに気になりませんでした。

雲取山登山口 三峰神社

登山口からテント場までは、ほぼ樹林帯。暑さを逃れられてちょどよい具合♪

雲取山

森林浴を楽しみながら、雲取山荘テント場に到着。

テントを張れるスペースはそこまで広くはありません。

すでに多くのテントが張られていて、私は奥の奥の奥に張りました。シングルテントなので大丈夫でしたが、グループの大きなテントを張る場合は、早めに到着して場所を確保した方が良さそうです。

雲取山荘 テント場

久しぶりにテント泊をしたのですが、地べたに座っていることが思いのほか辛く、2回目に来た時は、登山用おりたたみイスを持参しました。

10年登山をしていて、登山用イスが欲しいなど一度も思ったことがなかったのに・・・ 地べたに座るというのも慣れが必要なようです。加齢のせいとは絶対に思いたくない^^;

 

水場には豊富に水が流れていて、調理し放題♪ また、トイレはバイオトイレなので無臭で綺麗で快適!

安心してトイレに行けて、水が豊富なので、お酒もかなりすすみましたw

山のおつまみ

簡単おつまみレシピ

  • サラダクラブのチキンささみ 1袋
  • ブラックオリーブ 3分の1袋
  • 豆と穀物10種ミックス 1袋
  • 水で戻した乾燥野菜(オクラ・人参・ごぼう・ほうれん草)
  • マヨネーズ

上記材料を混ぜるだけです。

8月は、夜7時ころから音楽祭がはじまり、生演奏と無料の焼肉食べ放題、日本酒飲み放題という素晴らしいイベントがあり、思いがけず楽しい思いをさせてもらえました!

雲取山荘 演奏会

2日目 雲取山荘 – 雲取山山頂 – 鴨沢

雲取山荘

朝は苦手のため遅めの出発。

全く危険ではないのですが、けっこう急なので、朝イチで息がきれまくります。そして、頂上に辿り着くまで眺望はないので、無心に修行のように登ります。

朝イチで苦しみながら頂上にたどり着くと、何度も登っても、この開放的な景色に、登ってきてよかったなと思います。そして、雲取山頂上から奥多摩小屋へ向かう稜線は、開放的ですがすがしく、雲取登山のなかで一番好きな場所です。

雲取山 頂上

雲取山 山頂

雲取山頂上から1時間ほど下って、奥多摩小屋に到着。ここのテント場は、眺めがよいので好きなテント場だったのですが、来年から閉鎖になるとのことでとても残念。

はじめて泊まった山小屋は奥多摩小屋で、全然知らない人たちの宴会に混ぜてもらって、山ってこんな楽しみもあるんだーとさらに山が好きになった場所。「山が好き」という共通の思いだけで、今さっき知り合ったばかりで、年齢も職業も全然違うのに、すぐに打ち解けてしまう不思議。

雲取山

鴨沢までの道のりは、かなり緩やかで長い下り道。走れるくらいの緩やかさです。

雲取山

標高が下がるにつれて、徐々に蒸し暑さに襲われ、下山完了時は外でバスを待つのも苦痛なほどの暑さ。

バス停のとなりにお店ができていたので、猛暑回避のためとビールを飲むために、バスの時間まで過ごさせてもらいました。

鹿がいない

数年前は、よく鹿に出会ったのですが、今年は一度も見かけませんでした。何か対策されてしまったのでしょうか・・・

昔の写真ですが、このように何の警戒もなく近寄ってきて可愛かったです。

雲取山の鹿

雲取山の鹿

下山後におすすめな温泉

奥多摩温泉もえぎの湯

JR奥多摩駅から歩いて10分ほどのところにあります。
山が見渡せる露店風呂、食堂もあるので、下山後にゆったり過ごせます。ただ、登山客以外の方も多いので、結構混雑しているのが少し難点。

施設名 奥多摩温泉もえぎの湯
住所 〒198-0212東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
電話番号 0428-82-7770
定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
営業時間 9:30~19:00(GWと夏場は21:30まで)
大人入浴料 780円(2時間まで)
WEBサイト http://www.okutamas.co.jp/moegi/

丹波山温泉のめこい湯

下山場所を鴨沢ではなく丹波にすると、丹波山温泉のめこいの湯があります!ここからJR奥多摩駅までバスもあるので、車がない方も安心。

露天風呂はもちろん、沢山の種類の内湯があり、お風呂好きにはたまらないと思います。もちろん、食堂も完備されているので、温泉の後にはゆっくり腹ごしらえ可能。

また、近くにはオートキャンプ場があるので、三連休だったらもう一泊してしまうと心地よさそうです♪

施設名 丹波山温泉のめこい湯
住所 〒409-0300山梨県北都留郡丹波山村778番地2
電話番号 0428-88-0026
定休日 木曜日
営業時間 10:00~19:00
大人入浴料 900円(1日)
WEBサイト http://www.okutamas.co.jp/moegi/

下山後のグルメ

鴨沢バス停前:木洩れ日

バスが来るまでの避暑にも最適な食堂。お店は今風なデザインでとても綺麗です。ビールを注文したら、漬物も一緒に出してくれました♪

>>木洩れ日 WEBサイトへ

奥多摩駅前:氷川サービスステーション

奥多摩駅の目の前にあるお土産屋さんの奥に、食堂があります。一応分煙になっていました。

真夏はエアコンが効いていて涼しいので、電車まで時間がある時は涼むためにもここでお腹を満たすのがおすすめです。喫煙席はクーラーが効いていない外でした。

>>【食べログ】氷川サービスステーション

氷川サービスステーション