雪山登山をはじめた初心者の頃、高所恐怖症の私でも楽しいと感じた、景色が綺麗で登りやすい雪山を5つご紹介します。
これから雪山登山にチャレンジしてみたいと思っている方へ、参考になりましたら幸いです。
日帰りで行ける初心者向け雪山登山3ルート
① 北八ヶ岳北横岳
標高 | 約2,470m |
コースタイム | 往復約3時間 |
アクセス方法 | JR茅野駅(長野県)からバスで1時間(アルピコ交通バス/北八ヶ岳ロープウェイ行き) |
長野県北八ヶ岳の北側にある北横岳は、気軽に日帰り雪山登山ができ、樹氷がとっても綺麗なので、私は何度も登ってしまいました!
登山口となる北八ヶ岳ロープウェー山頂駅は、標高が約2,200m!
なので、実際に登るのはたったの300mほどです。
人によっては少し物足りないかもしれませんが、初めての雪山登山にはぴったりだと思います。
最初は慣れない雪山登山道具の確認などに気をとられるので、体力や危険の心配は出来るだけ少なく、かつ景色が綺麗なところがおすすめ!
そして、この北横岳はそんな環境が整っています。
登山を終えて、ロープウェー山頂駅に戻ったら、そのままロープウェーで降りてもいいですし、スキーを持参して滑り降りるとまた楽しいと思います。
② 上信越:四阿山
標高 | 約2,354m |
コースタイム | 往復約6時間 |
アクセス方法 | 車であずまや温泉駐車場へ |
コースタイムがちょっと長いですが、日帰りで行けて、危険箇所もない雪山ルートです!(ただし、上述しました北横岳と比較すると難易度はグッと上がるので、十分な準備と下調べを!)
山スキーヤーも多く、私も調子に乗ってスキーで行きましたが、全然滑れなくて撃沈・・・
次にまた行くことがあれば、スノーシューで行きたいなと思っています。
登山者はけっこういましたので、トレースはありましたが、踏み固められているほどの立派なトレースではないので、スノーシューやワカンなど、沈まない道具は必須です。
③ 群馬県:草津白根山
標高 | 約2,160m |
コースタイム | 往復約2時間 |
アクセス方法 | 万座または草津温泉からのロープウェーを利用 |
ここは現在、規制があって行けない場所ですが、いつか規制解除された時にはおすすめの山!
ロープウェーを利用すると往復2時間以内と、体力の心配もほとんど気にすることなく楽しめます。
ただ、他に登山客がいることはほぼないので、グループで行くのがおすすめ。
山小屋1泊で行ける初心者向け雪山登山2ルート
八ヶ岳は通年山小屋が営業しているため、雪山シーズンでも登山客が多く、天気の良い日を選ぶとトレースがあり、雪山初心者にはぴったりな山域。
そしてさらに、宿泊は暖かい山小屋に泊まれるので、重たいテント泊装備を背負う必要がないのも魅力。もちろん、山小屋周辺でテント泊もできます。
また、八ヶ岳は冬でも公共交通機関で行けるのもポイント!車を持っていない私は何度も通いました。
八ヶ岳には上級者コースもありますが、高所恐怖症の私でも心安らかに登れた、初心者の方へおすすめの2つの登山ルートをご紹介します。
ちなみに、いつもトレースはしっかりしていたので、ワカンを使用したことは一度もありませんでした。
①北八ヶ岳天狗岳
標高 | 約2,760m |
コースタイム | 往復約7時間 |
宿泊 | 黒百合ヒュッテ(山小屋orテント) |
アクセス方法 | JR茅野駅からバスで唐沢鉱泉 |
朝早く登山を開始できれば、日帰りも可能ですが、ゆったり1泊2日がおすすめ!
黒百合ヒュッテはとても綺麗で、女性でも安心して泊まれる山小屋だと思います。今年のお正月に泊まりましたが、女性1人でも安心して寝られるように、寝る場所の配置に気を配ってくださいます。
私は素泊まりだったので夜ご飯の様子はわかりませんが、ランチで食べたビーフシチューは美味しかったです♪
②八ヶ岳硫黄岳
標高 | 約2,760m |
コースタイム | 往復約10時間 |
宿泊 | 本沢温泉または赤岳鉱泉(山小屋orテント) |
アクセス方法 | JR茅野駅からバスで美濃戸口、または車で本沢温泉入り口 |
北側の本沢温泉側から、南側の美濃戸口から、どちらからも登りました。
どちらも山頂と登山口の中間に営業している山小屋があり、登山道は危険箇所もなく、心安らかに登れました。
本沢温泉は冬でも温泉に入れますが、女性専用の時間は短いので、女性の方は事前チェックをお忘れなく。私は、到着時にはすでに女性専用時間が終わっていたので入れませんでした・・・
美濃戸口から登る場合に宿泊する赤岳鉱泉は、ご飯がとても美味しく、居心地もよかったです。
雪山登山を楽しむコツ
夏山に比べると、危険度が上がる雪山登山。
そんな雪山登山を楽しむためには、たくさんの準備が必要になりますが、
私が思う一番のポイントは、自分の実力に合ったレベルのルートを選ぶことと共に、必ず天気のいい日を選んで行くことかなと思っています。
天気がいい=晴れている だけではなく、風が弱いというのが重要。私は、山頂風速が一桁だと登りやすく楽しいと感じ、風速15m以上は苦行でしかなく登頂できたこともありません。
理想は、快晴無風の日。高気圧ど真ん中の日です!景色は最高ですし、楽しいし、そして、登山の難易度がグッと下がります。